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2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【マンガ】『アオアシ』(14巻)―視野を広くする方法

『アオアシ』小林有吾 / 小学館 練習風景だけなのにこんなに面白いマンガがあるでしょうか? (僕がこのマンガが好きすぎて若干盲目的になっているのもその原因ですが。) ・サッカーの守備はディフェンダーの組織的な動きが要なので、個人練習では限界があ…

【小説・文学】『駆込み訴え』―伊沢さん、難しいです。

『駆込み訴え』太宰治 / 新潮社(『走れメロス』収録) クイズ番組「東大王」で井沢拓司さんが紹介されていたので読んでみました。 中学生のための「読書入門」としてどういう作品がいいかという質問に対する回答でした。 紹介理由としては「入門ということ…

【ノンフィクション・自伝】『天才はあきらめた』―南海キャンディーズ山ちゃんの軌跡

『天才はあきらめた』山里亮太 / 朝日新聞出版 南海キャンディーズ山里亮太さん(以下、山ちゃん)の自伝のような内容です。 まあ、山ちゃんのラジオ「不毛な議論」や他のバラエティ番組などで大体は知っていることが書かれていましたが、それは僕が山ちゃん…

【マンガ】『響 ~小説家になる方法』(10巻)―ついに世間に正体がバレる

『響 ~小説家になる方法』柳本光晴 / 小学館 完全に響という主人公の女の子のキャラマンガです。 彼女の存在感だけで99%このマンガは成立しています。 このキャラが突出しすぎているため、他の要素はほとんど気になりません。 (絵が若干拙いとか etc) そ…

【小説・歴史】『命もいらず 名もいらず』―シンプルに生きることが一番強い

『命もいらず 名もいらず』山本兼一 / NHK出版 僕は世界史はもちろんのこと、日本史ですら知識がほどんどありません。 山岡鉄舟のことも「名前は聞いたことがあるかな」程度。 タイトルがカッチョイイという理由だけで読んでみようと思いましたよ。 幕末から…

【ノンフィクション】『太陽を創った少年』―ギフテッドの教育法

『太陽を創った少年』トム・クラインズ / 訳:熊谷玲美 / 早川書房 核融合炉を10代で作ってしまった少年・テイラーのドキュメント。 自伝ではなく、ノンフィクションライターによる取材の結果の著作です。 <天才児の親の心構え> ギフテッドと呼ばれる天才…

【小説・SF】『20億の針』―全人類の中から一人の犯人を探す

『20億の針』ハル・クレモント / 訳:鍛治靖子 / 東京創元社 約70年前に出版された小説。 当時の世界の人口は20億人ほどだったそうです。 (今じゃ考えられないですね。人間増えたなぁ・・) <あらすじ>-------------------------------------------------…

【マンガ】『銀魂』(1~74巻)ーギャグマンガ史上最強のセリフ回し

『銀魂』空知英秋 / 集英社 来月、ついに『銀魂』が連載終了するというニュースを見ました。 これで週刊少年ジャンプでは長期連載は『ONE PIECE』だけになると。 それにしても74巻まで出ていたんですね。 買うのを途中でストップしていました。 著者の空知英…

【マンガ】『はしっこアンサンブル』(1巻)ー声にコンプレックスをもつ人あるある

『はしっこアンサンブル』木尾士目 / 講談社 工業高校に入り、人と話さなくてもいい仕事に就きたいと思っている主人公・藤吉。 彼は声にコンプレックスがあり、あまりに低音なことに悩んでいた。 できるだけ話さないようにして過ごしてきたから、声帯の筋肉…

【小説・文学】『奴婢訓』—セコさの極致

『奴婢訓』スウィフト / 訳:深町弘三 / 岩波書店 『ガリヴァー旅行記』の著者による、いわゆる「使役される者」(給仕長やメイド、小間使い等)に向けた仕事の心得を記した書。 スウィフトは人間嫌いだったとどこかで読んだ気がするのですが、本当にそうな…

【詩集】『春と修羅』―雲のむこう、約束の場所

『春と修羅』宮沢賢治 / 岩波書店 まだ読んでいる途中です。 「永訣の朝」の中の記述になんだか既視感を覚えた部分がありました。 口ずさんでみたところ新海誠監督の映画『雲のむこう、約束の場所』で、教室の中で教科書を音読しているシーンだったことに思…

【マンガ】『BE BLUES! 青になれ』(32巻)―そんな事したって、気は晴れやしないよ

『BE BLUES! 青になれ』田中モトユキ / 小学館 最初は選抜メンバーの中では一番の新参者で、皆からは期待もされなければ協力もしてもらえない厳しい状況からのスタートだった。 次第に結果で実力を示し、認めてくれる仲間を増やした龍(主人公)。 しかしポ…

【マンガ】『ランウェイで笑って』(6巻)―お金や才能という言葉に縛られすぎないで

『ランウェイで笑って』猪ノ谷言葉 / 講談社 この巻では特に「お金(資金)」や「才能」の不足についてのエピソードが多いです。 逆境から最終的に大成功をおさめるという展開に持っていきたいという著者の意図は分かりますが、ネガティブエピソード多すぎや…

【マンガ】『ひとりぼっち』—マンガを芸術たらしめる作品

『ひとりぼっち』クリストフ・シャブテ / 訳:中里修作 / 国書刊行会 ⇧2010年12月発売。 (まだ絶版になっていないので、新品を入手可能です) 1冊で完結です。短編マンガというより、1冊の長編小説と捉えた方が感覚的には近いかもしれません。 <海外のマン…

【新書】『たくらむ技術』―アメトーークの仕事術

『たくらむ技術』加治倫三 / 新潮社 人気番組「アメトーーク」「ロンドンハーツ」のプロデューサーである著者の仕事観を教えてもらえます。 ADの頃から当事者意識・視点を持っておられたことが分かります。 「自分たちADが番組を支えているんだ」と思って行…

【小説・文学】『西の魔女が死んだ』―丁寧に生きるとは

『西の魔女が死んだ』梨木香歩 / 新潮社 夏休み・お盆休みですね。 おばあちゃんの家を訪ねる季節。 これは中学生になったばかりの少女がおばあちゃんの家に行って過ごす話です。 少女は中学に上がって、学校に行けなくなります。 心が縮こまってしまって、…

【FX】トルコリラ暴落

FX

昨日から今日の朝方にかけて、トルコリラの暴落がエグかったですね。 トランプ大統領がトルコへの関税を倍にするとツイートして、暴落に一役買ったわけですが、アメリカは容赦ない。(怖) 弱っている者をさらに叩きのめすのは戦術として基本なのですが、や…

【マンガ】『ピアノのムシ』(13巻)―技術には敬意を払え!

『ピアノのムシ』荒川三喜夫 / 芳文社 ついに完結してしまいました。(´;ω;`) すごく好きだったのに・・・。 ピアノ業界のことを知りたければこのマンガが一番です。 調律師界のブラックジャックが主人公といえば若干語弊がありますが、ニュアンスが他に思…

【マンガ】『進撃の巨人』(26巻)―平和への鍵は最前線にある

『進撃の巨人』諌山創 / 講談社 敵対している(と思い込まされている)人達をよく知らない(会ったこともない)くせに、自国の教育により相手は悪魔だと思い込んで疑念を抱かない者たち。 その愚かさとそこからもたらされる行為にうんざりしますよね。 教育…

【マンガ】『進撃の巨人』(23-25巻)—世界を救うためだったら、そりゃあ…仕方ないよなぁ

『進撃の巨人』諌山創 / 講談社 何も知らなかったら、何をやっても仕方ないのか? 何も分かっていなかったら、何をやっても許されるのか? 無知は罪にはならないのか? 何も分かっていない大人たちが、何も知らない子供にデタラメを刷り込み、社会システムに…

【マンガ】『中国嫁日記』(1-7巻)ー楽しそうな結婚

『中国嫁日記』井上純一 / エンターブレイン 日常系4コママンガ。 40歳のオタク夫の元に、中国から20代の嫁が来ます。 二人の結婚生活を描いているだけなのですが、文化・価値観、習慣も全然違うから会話だけで面白い。 国際結婚をして夫婦の日常や価値観の…

【マンガ】『進撃の巨人』(22巻)―どこまで行けば自由になれるのか

『進撃の巨人』諌山創 / 講談社 僕は『進撃の巨人』は変則的な買い方をしています。 コミック新刊1冊だけ読むとモヤモヤして続きが気になり過ぎて困るので、 まとめ買いをするようにしています。 方法としましては 新刊を買ってからは1年間続きを買わずに待…

【小説・SF】『ブラインドサイト』―想像のナナメ上をいく知的生命

『ブラインドサイト』ピーター・ワッツ / 訳:嶋田洋一 / 東京創元社 いわゆるSFのジャンルの一つである「ファーストコンタクト」もの。 宇宙において、人間と地球外知的生命体とが出会うというもの。 ひと昔、いや、ふた昔くらい前はそうなったら大体戦争し…

【新書】『政治的思考』―政治家のことは嫌いになっても、政治のことは嫌いにならないで下さい

『政治的思考』杉田敦 / 岩波書店 政治について考えるいあたって踏まえておくべき前提を整理して、平易な文章で説明してあります。 めちゃくちゃ分かりやすい。 過去の思想家・理論家の名前やカタカナ用語、専門用語を一切使わないよう努めてくれているので…

【マンガ】『宇宙兄弟』(3-5巻)―宇宙飛行士に必要な人材とは

『宇宙兄弟』小山宙哉 / 講談社 乃木坂46の「空扉」のMVを観ていたら、『宇宙兄弟』の宇宙飛行士選抜試験第三次審査のエピソードを思い出しました。 三次審査編は3~5巻に収録されています。 牛乳パズル(無地のパズル)は自主的にやる分にはいいですけど、…

【マンガ】『からかい上手の高木さん』(1-9巻)—ニヤニヤが止まらなくなる

『からかい上手の高木さん』山本崇一朗 / 小学館 西片くんのリアクションも面白いけれど、 95%くらいは高木さんの可愛さにニヤニヤするマンガ。 本当にただそれだけのマンガ。(褒めてます) 高木さんがひたすらカワイイので、それを愛でるためのマンガとも…

【小説・ミステリー】『ポーカー・レッスン』―全話面白い異常な短編集

『ポーカー・レッスン』ジェフリー・ディーヴァー / 訳:池田真紀子 / 文藝春秋 「このミステリーがすごい!」でも常連の実力派作家の短編集。 短編集というのは大抵、収録中の1~2割が当たり、2~3割がハズレ、残りが普通という割合になっています。(経験…

【マンガ】『NeuN ノイン』(1巻)―ヒトラーの隠し子暗殺指令

『NeuN ノイン』高橋ツトム / 講談社 ↑表紙かっこよすぎ! 高橋ツトム氏は、容赦のない暴力を描かせたら右に出る者はいません。 作品の中に漂う空気が濃密で重厚。 血のにおいがマンガから漏れ出してきています。 以前、著者のマンガ製作過程を何かの映像で…

【小説・ミステリー】『その可能性はすでに考えた』―奇蹟の証明と悪魔の証明

『その可能性はすでに考えた』井上真偽 / 講談社 今ドラマで放送中の『探偵が早すぎる』の原作者のデビュー作です。 主人公の探偵は奇蹟がこの世に存在してほしいと願っています。 奇蹟の存在を証明したいと思っているのです。 「奇蹟の証明」とはあらゆる可…

【新書】『ゼロリスク社会の罠』―リスクの捉え方

『ゼロリスク社会の罠』佐藤健太郎 / 光文社 人はリスクを読み誤る生き物なんだそうです。 リスクを見ないようにしたり、あるいは過大に見積もろうとしたりする心理的バイアスがかかりやすいと著者は説きます。 ハーバード大学のリスク解析センター(何それ…

紙の本も読みなよ / A-key-Hit