【マンガ】『進撃の巨人』(22巻)―どこまで行けば自由になれるのか
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『進撃の巨人』諌山創 / 講談社
僕は『進撃の巨人』は変則的な買い方をしています。
コミック新刊1冊だけ読むとモヤモヤして続きが気になり過ぎて困るので、
まとめ買いをするようにしています。
方法としましては
新刊を買ってからは1年間続きを買わずに待つというもの。
この作品はコンスタントに出続けるので、1年で4巻くらい発売されます。
その間は、新刊情報が目に入ってきそうになっても見ないフリ。
読了した巻での記憶を凍結させ、忘却します。
すでに買った既巻は思い出さないようにダンボール箱に入れて、押し入れの奥に封印し、重しを乗せて開封する気を起こさせなくします。
気付いた時にはあら不思議。
一気に新刊が4冊も読めるのです!
そして数日前、封印は解かれました。
既巻本を読み返し、記憶を復活させ、テンションを上げ、書店へ向かいました。
21巻で止まっていたので、22巻からリスタート。
・・・・24巻が売り切れてました・・orz
21巻まで読み返してテンションは上がっていますので、買わないという選択肢はありません。仕方なしに22-23巻まで買いました。
22巻ではついに、人類の本当の歴史が語られます。
壁の外の世界の真実。
ユミルが言っていました。
「どうもこの世界ってのは、ただ肉の塊が騒いだり動き回っているだけで
特に意味はないらしい」
どうしたらこんな絶望的なセリフを思いつけるのでしょうか。
どうしたらこんな絶望的な世界観を構築できるのでしょうか。
著者は若いのによくぞこれほどの絶望を描けるものです。
命を削ってこの作品を生み出していることが伝わってきます。
皆、ただ自由に生きたいだけなのに。
たったそれだけのことがこれほど難しいとは。
一番衝撃の事実は、巨人の力を継承したら13年で死ぬということ。
つまりエレンもアルミンも若くして死ぬ。
ホントにこの著者は主要キャラクターにも容赦がない。
ハンネスさんや、エルヴィンも死ななくてよかったんじゃ・・?
残酷な世界とはいえ、好きなキャラクターたちがバンバン死んでいくのは読んでいてつらいです。マジで。
これから戦争が始まり、また多くの人間が死ぬだろう。
うんざりするような殺し合いが連綿と続く。
自由になりたいだけなのに、あと何人殺せばいいのか。
終わりはあるのか。
22巻の表紙カバーがまぶしすぎて、読了後に見ると切ない・・。
やっと海が見られたのに。
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