【小説・文学】『西の魔女が死んだ』―丁寧に生きるとは
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『西の魔女が死んだ』梨木香歩 / 新潮社
夏休み・お盆休みですね。
おばあちゃんの家を訪ねる季節。
これは中学生になったばかりの少女がおばあちゃんの家に行って過ごす話です。
少女は中学に上がって、学校に行けなくなります。
心が縮こまってしまって、疲れてしまったんですね。
ひと夏の間、おばあちゃんと一緒に生活をし、心の滋養をとることを学びます。
10代の頃は誰しも、心のコントロールがうまく出来ないものです。
心がコントロールできないから、生活もコントロールできなくなる。
生活が不規則になって乱れていくと、さらに心はコントロールできなくなる。
おばあちゃんは少女に、丁寧に生きる方法を教えてくれます。
丁寧に生活を送ることを重ねていけば、心は気力を取り戻す。
大人になっても心のコントロールは100%はできないものです。
冷静さを失ったとき、
心身ともに疲れ切って自分を見失いそうなとき、
この本を開いて心の静養を得て下さい。
新潮社の夏の100冊フェアに毎年大体入っていますので、どこの書店でも入手可能です。
フェアに入っていなくても、新潮社の文庫棚に必ず常備してあるロングセラー。
夏に読むにはうってつけの一冊。
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