2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
『あさドラ!』浦沢直樹 / 小学館 ⇧2019年3月29日発売。 著者の浦沢直樹さんといえば、 『Happy!』や『20世紀少年』 、『MONSTER』、『BILLY BAT』など、 出す作品のほとんど全てをヒットさせている化物級の作家です。 大体、小学館のビッグコミック系で連載…
『知のトップランナー 149人の美しいセオリー』編集:ジョン・ブロックマン / 訳:長谷川眞理子 ⇧2014年発売。(文庫版はありません) <科学者たちの話を聞きたい> 世界中の科学者たちは、いつもどんなことを考えているのでしょうか? 知の最前線にいる彼…
『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと』麻生羽呂・高田康太郎 / 小学館 ⇧2019年3月19日発売。 <ブラック企業> あなたはブラック企業に勤めたことがありますか? 僕はあります。 1日の労働時間は14~17時間で休憩なしでした。 (食事はスキマ時間…
『ガダラの豚』中島らも / 集英社 ⇧1996年出版。(全3巻) <呪術師のトリック> あなたは占いを信じていますか? あるいは他人に良くないことをもたらす「呪い」の存在は? または催眠術、テレパシー、透視、超能力はどうでしょうか? 僕は、自分で自分を縛…
『さよならミニスカート』牧野あおい / 集英社 ⇧2019年3月25日発売。 <日和らない作家> 1巻もハードでしたが、2巻もハードです。 著者の攻めた姿勢はまったく崩れません。 小学校~中学校のメインターゲットの読者にもなんとか付いて来れるギリギリのライ…
『プレイヤー・ピアノ』カート・ヴォネガット・ジュニア / 訳:浅倉久志 / 早川書房 ⇧2005年に新装版出版。(現在絶版。古本か電子書籍でのみ入手可能です) <ディストピア小説> SFの中のジャンルの一つとしてディストピア小説があります。 多くは政治や経…
『ハスリンボーイ』草下シンヤ・本田優貴 / 小学館 ⇧2018年7月発売。 『進撃の巨人』の諫山創さんや堀江貴文(ホリエモン)さんが推薦されていたそうなので読んでみました。 <奨学金の返済> 大学に行ったはいいけれど、卒業してから奨学金の返済に苦しんで…
『青の数学』王城夕紀 / 新潮社 ⇧2016年7月発売。(全2巻) <社会に出たら数学は使わない?> 皆さんは数学が得意ですか? 僕は苦手です。 そのせいか、数学が出来る人をカッコイイと思ってしまいます。 よく「数学なんて社会に出たら使わないんだから、や…
『天国大魔境』石黒正数 / 講談社 ⇧2019年3月22日発売!! 8ヶ月ぶりの新刊です。 (おそらくこれ以降も7.8ヶ月に1冊のペースでコミックが出るのでしょう。 『それ町』のときと同じですね。) ちなみに『このマンガがすごい!2019』で第1位を獲得しました。 …
『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』荒井ママレ・富野浩充 / 徳間書店 ⇧2018年11月発売。(2巻は2019年4月発売予定) <薬剤師マンガ> 医療マンガの主役は大抵が医者です。 さらに言えば、患者に接する臨床医がほとんどです。 しかし臨床医だけで…
『雨・赤毛』サマセット・モーム / 訳:中野好夫 / 新潮社 ⇧1959年出版。短編集です。 <サマセット・モーム作品> サマセット・モームといえば『月と六ペンス』が超有名ですね。 ゴーギャンをモデルとした天才画家の情熱と狂気を描いた作品です。 主人公・…
『ラジエーションハウス』横幕智裕・モリタイシ / 集英社 ⇧2019年3月19日発売。 <ドラマ化> 4月から「月9」枠でドラマ化するそうです。 急展開で驚きました。 五十嵐唯織役が窪田正孝さん。甘春杏役が本田翼さん。 二人ともスタイルが良く、美男美女過ぎて…
『リボーンの棋士』鍋倉夫 / 小学館 ⇧2018年9月発売。 手塚治虫の『リボンの騎士』とかけているふざけたタイトルですが、 内容はいたってマジメです。 <新しい将棋マンガ> 日本に将棋マンガは数多くあります。 大抵は若者がプロ棋士を目指すストーリーです…
『甘美なる作戦』イアン・マキューアン / 訳:村松潔 / 新潮社 ⇧2014年9月発売。 文庫化はまだされていません。 <後方支援のスパイ> スパイといえばジェームズ・ボンドを連想される方も多いと思います。 彼らは危険と隣り合わせの仕事に就き、華麗でスリリ…
『将棋指す獣』市丸いろは・左藤真通 / 新潮社 ⇧2018年11月発売。 <将棋マンガ> 囲碁マンガは少ないですが、将棋マンガはたくさんあります。 『月下の棋士』『ハチワンダイバー』『3月のライオン』など数え上げたらキリがないほどです。 将棋マンガは激戦…
『小説王』大沢形画 / KADOKAWA ⇧2019年3月6日発売。 原作は小説版『小説王』(早見和真/小学館)です。 ⇩文庫版は同日発売でした。出版社が違うのに発売日を揃えてくるとは! <バディ・ストーリー> 「バディ」ものというのは、「二人三脚」ものとも言えま…
『幼女と煙草』ブノワ・デュトゥールトゥル / 訳:赤星絵里 / 早川書房 ⇧2009年10月発売。 絶版にはなっていませんが文庫版はありません。 <卑怯な生存戦略> 現代社会の中で優位な立場で生きていくためにとられる戦略で、卑怯で陰湿なものは何でしょうか?…
『左ききのエレン』nifuni かっぴー / 集英社 ⇧2017年12月発売。 <天才と凡人> 世の中にあるマンガの9割は、「天才」か「その素質がある人間」が主人公です。 だからストーリーにも王道パターンがあります。 天才がその独創性(個性)ゆえに、周囲とうまく…
『アンデッドガール・マーダーファルス』青崎有吾 / 講談社 ⇧2015年12月発売。 講談社タイガというレーベルから出ている文庫書き下ろしです。 (つまりハードカバー版はありません。) 現在では月刊シリウスからマンガ版も発売されています。 <特殊設定下で…
『恋するワンピース』伊原大貴 / 集英社 ⇧2018年12月発売。 『ONE PIECE』1巻にそっくりの表紙。 タイトルも「LOVE ROMANCE~恋の幕開け~」と細部までこだわっています。 すごいし上手い! (原作では「ROMANCE DAWN~冒険の夜明け~」) <スピンオフ> 表…
『がん消滅の罠 完全寛解の謎』岩木一麻 / 宝島社 ⇧文庫版は2018年1月発売。 <がんについて> がんは今や、日本人の二人に一人はなると言われています。 そして三人に一人はがんで死ぬとも。 誰もががんになりたくないと願いつつも、長年、日本人の死因第1…
『ゲソコン探偵』花林ソラ・百井一途 / 講談社 ⇧2019年3月8日に1巻が発売。 タイトルの「ゲソコン」とは「下足痕」と書きます。 つまり靴の足跡(犯行現場に残された足跡)という意味です。 警察用語で本当にあるそうです。 犯人のことを「ホシ」、事件のこ…
『拷問と医者』ゴードン・トーマス / 訳:吉本晋一郎 / 朝日新聞社 ⇧1991年4月発売。 (現在絶版です。古書即売会で買いました(700円)) タイトルに惹かれました。 <医師の倫理観> 「ヒポクラテスの誓い」というものがあります。 医師として高い倫理観を…
『葬送行進曲』ウチヤマユージ / 講談社 ⇧2018年11月発売。 コミックDAYSに連載されていました。 1冊で完結する短編マンガです。 <シンプルで個性のある絵柄> 昔と比べると、マンガの絵の密度はどんどん上がっていく傾向にあります。 つまり簡略化されデフ…
『ブチ抜く力』与沢翼 / 扶桑社 ⇧2019年3月2日発売。 Amazonの売れ筋ランキングで1位になって発売前に重版が決定したとか。 予約したのに発売日に届かなかったのはそれが理由だったのかもしれません。 <著者について> 著者の与沢翼さんといえば、「秒速で1…
『FEED』櫛木理宇 / 新潮社(『少女葬』に改題) ⇧2016年5月発売。 ハードカバーです。 『少女葬』と改題されて、文庫版が2019年4月に発売されました。 <作風紹介> ミステリーでは普通、謎に焦点が当てられてストーリーを牽引していくものですが、 この作…
『錦糸町ナイトサバイブ』松田舞 / 講談社 ⇧2018年9月発売。 <東京都墨田区錦糸町> 東京に住んでいない人間からすれば、「錦糸町」と言われても、 「なんか聞いたことはあるけどよく知らない」方がほどんどでしょう。 僕もそうです。 このマンガでは、 「…
『ブッチャーズ・クロッシング』ジョン・ウィリアムズ / 訳:布施由紀子 / 作品社 ⇧2018年2月発売。 文庫化はまだされていません。 <自分探しの旅> 若い頃には、「自分探しの旅」に出かけていく人もいます。 これから自立しようかという年頃には、 親の庇…
『うたかたダイアログ』稲井カオル / 白泉社 ⇧2017年7月発売。 (2019年1月発売の3巻で完結) <内容紹介> マンガの「ラブコメ」というジャンルにも、 大きく分けて「ストーリーもの」と「ギャグ」の2種類があります。 この『うたかたダイアログ』は後者で…
もくじ 兼 発表記事リンク一覧 ( )内番号は発表順です。[ ]のジャンルは厳密ではありません。 小説記事(1)~(100)はこちら 〈あ行〉 (111)『青の数学』王城夕紀 / 新潮社 [ミステリー] ~数学を解くことを競う意味 (110)『雨・赤毛』サマセット…