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【マンガ】『ラジエーションハウス』7巻―MRI撮影時に閉じ込められた!

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

 『ラジエーションハウス』横幕智裕・モリタイシ / 集英社

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⇧2019年3月19日発売。

 

 <ドラマ化>

4月から「月9」枠でドラマ化するそうです。

急展開で驚きました。

五十嵐唯織役が窪田正孝さん。甘春杏役が本田翼さん。

二人ともスタイルが良く、美男美女過ぎて、

個人的感想としては原作とイメージが違います(;^_^A

まあ、「月9」はオシャレでスタイリッシュでトレンディさが求められるので仕方ないのかもしれません。

 

確かにアニメ化より実写ドラマ化向けの内容ですね。

著者のモリタイシさんも、初めからドラマ化を狙っていたことがこの7巻で言及されています。

狙って実現させてしまうのはすごいですね。

 

マンガのストーリーは進行がゆっくりなので、ドラマが追いつくのはもちろん、オリジナルストーリーも描かれる可能性があります。

放射線技師という職業は世間にあまり知られていないので、原作の内容以外にも色んなことが描かれるのではないかと期待しています。

 

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<あらすじ>

主人公は医師免許を持った放射線技師・五十嵐唯織(いおり)。

彼が幼馴染の放射線科医である甘春杏の勤める病院に採用されるところから物語は始まります。

彼は子供の頃にした杏との約束(放射線技師として医者の杏を支える)のために、医師免許を所持していることを周りに隠して一放射線技師として振る舞おうとします。

アメリカで最高峰の教授からお墨付きをもらうほどの診断能力をもつ彼は、その圧倒的な知識と技量によって、良くも悪くも病院内で目立つ存在となります。

 最初はオドオドして挙動不審だったために、杏に気味悪がられていた彼ですが、その実績を認められて次第に頼られるようになってきました。

そしてついに6巻のラストで唯織が医師免許を持っていることを知られてしまいます。

 

巻ごとに取り上げる題材が変わっていきます。

7巻ではMRI(磁気共鳴画像)の撮影時トラブルについて取り上げられています。

MRI装置ではコイルの電気抵抗をゼロにするために液体ヘリウムを使って冷却しています。装置内の液体ヘリウムが何らかの原因により突然爆発的に気化することがあるそうです。この現象を「クエンチ」といいます。

 クエンチが起こると、大きな音とともにヘリウムの体積が700倍に膨れ上がります。

 

作中ではヘリウムガスがダクトから排出し切れずに、眠っている患者がMRI撮影されている部屋に逆流してきました。

杏も撮影に立ち会っていましたが、その部屋は内開きで、室内が陽圧になると人力で開けることは不可能になります。

杏と患者は閉じ込められたのです。

室温は冷却されて低下し、室内の酸素濃度も徐々に低下していき、二人の命に危険が迫ってきました。

 

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<内開きか外開きか>

建築基準法や消防法が現在どうなっているのかは知りませんが、

本来なら研究施設に限らず、どんな部屋でも緊急事態になったときに閉じ込められないように扉の開き方が設計されています。

気圧の関係で閉じ込められないように、扉が二つあるときは、片方が内開きでもう片方が外開きになっているのです。

しかし昔に建てられた施設だったり、当初の部屋の使用目的が変わったりした場合、そういう構造になっていない例もあります。

このマンガではそういうパターンで発生した事件でした。

 

改装工事にはけっこうお金がかかるので、予算をつくるのも難しいから先延ばしにしがちというのはどの組織でも同じですね。

予算申請手続きや各所への根回しが面倒なのもあるでしょう。

しかし大事なことを先送りしすぎると、突然大きなツケを払わされる結果となります。

 

この7巻を読んで、扉の内開き外開きが気になり出しました。

今住んでいるマンションの入り口は緊急時に脱出しにくいので、次に引っ越すときはちゃんと確認しようと思いました。

 

毎回、勉強になることが多いマンガです。

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