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【マンガ】『マイホームヒーロー』7巻―一般人が犯罪集団にどこまで対抗できるのか

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『マイホームヒーロー』山川直輝・朝基まさし / 講談社

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 ⇧2019年4月5日発売。

 

<半グレとは>

「半グレ組織」「半グレ集団」と呼ばれる人達をご存知でしょうか?

ちなみに不良や暴走族はまだ「若気の至り」感がありますし、

逆にヤクザや暴力団は血の契りを交わした結束力のある違法組織です。

 

「半グレ組織」は元々はヤクザと不良の中間くらいの奴らというイメージから付けられた名称です。「ヤクザにもなりきれない中途半端な奴ら」という先入観からそういう呼び方になったのです。

それは当局側の勝手な見方であって、半グレ本人たちからすれば、単にヤクザはフットワークが重いし効率的ではないから、そのビジネスモデルを採用しなかっただけです。

 

半グレ組織はヤクザほどプライドを重視しませんし、お金を稼ぐことが第一目標であって仁義やら任侠やらが介在する余地はありません。

「組織の名前に傷がつくから何々はするな」といったこだわりもありません。

麻薬を売ったりすることもありますが、メインは詐欺行為によって稼いでいます。

振り込め詐欺が代表例です。

(マンガ・『ギャングース』や『ハスリンボーイ』、『刑事ゆがみ』1巻を読むと分かりやすく解説されています。)

 

警察の捜査網が伸びてくれば、一旦組織を解散することも辞さない構えです。

ヤクザは一家をしょって立つので、都合が悪くなったから解散というわけにはいきません。そんなことをすれば、業界内でずっとバカにされるでしょう。

半グレはそんなプライドはありません

捕まらないために全力で逃げますし、下っ端を切り捨てることも平気でします。

 

詐欺の手法は高度に効率化され、そのシステムだけ見れば立派なビジネスモデルとして成立しています。その違法性を除けば非暴力的な知能集団のように思えるかもしれませんが、いざとなれば殺人も実行します。

倫理観が欠如しているので、ある意味では一般人にはヤクザよりも身近で危険な存在なのです。

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<あらすじ>

愛する娘の命を守るために、娘の彼氏を殺害してしまった主人公・鳥栖哲雄。

彼氏(延人)はヤクザと遜色ないことをしている半グレ組織の一員でした。

延人が殺されたことが分かった組織は、犯人捜しを始めます。

報復として犯人の家族全員を皆殺しにしそうな勢いです。

 

 哲雄は推理小説を書くことが趣味ですが、所詮は素人なので、プロの犯罪組織の集団捜査の網から抜けられません。偽装工作をしているけれど、どんどん捜索の手が伸びてきて追い詰められていきます。

幾度もの騙し合いの末、哲雄は妻との見事なコンビネーションで、半グレ集団の一人に罪を着せることに成功し、ようやく危機を脱しました。

 

唯一、その結論に納得できない延人の父親は、哲雄の家に乗り込み哲雄を殺害しようとしますが、失敗して絶望から哲雄の前で自殺していまいます。

警察に届けるわけにもいかない(半グレ組織との接点がまた出来てしまうため)ので、哲雄は死体を山中に埋めることにしました。

 

後日、大雨によってその山で土砂崩れが起こり、埋めた死体が出土してしまうことになります。心配になった哲雄は現地に再訪して警察の様子を探りますが、そこで出会った知人の刑事に逆に怪しまれてしまう結果となりました。

 

また、哲雄の義父が莫大な遺産を孫娘(つまり哲雄の娘)に相続させたがっているという情報を半グレ組織はつかみ、娘をターゲットにした詐欺計画が開始されました。

娘に近寄る若い男が4人

誰が無関係の一般人で、誰が組織の一員なのか。

半グレ組織との緊迫の騙し合い対決はまだまだ続きます。

 

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<感想>

7巻までずっと緊張感のある展開が続いています。

これはすごいことです。シナリオの構成がいいからでしょうか。

ミステリーとしてもサスペンスとしても面白いです。

そのうち確実にドラマ化されるでしょう。

 

主人公夫婦も敵も皆頭がいいです。

ITの知識だけでなく、機転の利かせ方も素晴らしい。

『HUNTER×HUNTER』みたいです。

誰もうっかりミスなんてしないから、勝負を決するのは作戦の巧みさになります。

一般人が半グレ組織にどこまで対抗できるのか?

この先も気になります。

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