【マンガ】『凪のお暇』1巻―嫌な仕事は辞めて自由になろう
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『凪のお暇』コナリミサト / 秋田書店
⇧1巻は2017年6月発売。
最新刊の5巻が2019年2月に発売されました。
『このマンガがすごい!2019』オンナ編で第3位を獲得。
<周りの空気を読む苦痛>
学生だろうと社会人だろうと、ほとんど人は何かの組織・集団に所属しています。
多くの人はその中ではみ出し者にならないように、ある程度その集団の空気を読んで発言したり行動したりします。
その中には、あまりにも「空気を読む」ことに気を使い過ぎて疲弊している方もいます。
そうやって空気を読むことに注意し続けている人は、とにかく周りから嫌われたくないと考えたり、誰かを怒らせて場の空気を悪くしてしまうことを極端に恐れています。
たとえ自分が悪くなかったとしても、場の空気を乱しただけで罪悪感を覚えたりするのです。
そんな毎日は苦痛でしかないのですが、自分の意志だけでは中々「空気を読もうとする習慣」を変えることは難しいものです。
変わりたいけど変われないという状況です。
自分を劇的に変えるための方法の一つに、「生活を変える」というものがあります。
自分の今の価値観は、今の生活によって形作られているからです。
生活を変えることで、考え方を変えやすい環境が出来上がります。
生活を変える手っ取り早い方法は、仕事を変える(辞める)ことです。
そうすると生活リズムが強制的に変えられるので、不満を抱いている今の価値観から抜け出せるチャンスを作れます。
この漫画の主人公も仕事を辞めて自由になることで、職場で空気を読む地獄から抜け出すことに成功します。
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<あらすじ>
主人公は28歳のOL・大島凪。
会社では同僚の責任を被ってよく上司に怒られ、同僚からは面倒な仕事を押し付けられています。
職場の空気が自分のせいで悪くなることが怖くて、嫌な事があっても自分の意見を一切言わないようにして過ごしています。
そのため皆から都合のいい雑用係として使われ、陰でバカにされています。
凪の唯一の趣味は節約で、通帳を見て節電に効果があったことで喜んでいます。
そんな地味な生活を繰り返すだけの自分を恥ずかしく思っていましたが、
彼氏が営業部のエースだということだけが彼女のプライドを保っていました。
ところがある日、彼氏が凪を単なる遊び相手だとしか思っていないことを盗み聞きしてしまい、過呼吸になって倒れてしまいます。
そして凪は仕事を辞め、都心の2LDKのマンションから郊外の6畳1間のアパートへ引っ越ししました。
とにかくまっさらになりたくて、服も家具も何もかも捨てました。
とはいえ、周りの目を気にしたり、場の空気を読んでしまう癖は中々治りません。
ゴミの集積所からまだ使える扇風機を拾うことに躊躇したり、
スーパーのレジで会計が間違っていても指摘できなかったり、
隣人やハローワークの求職者に声をかけることすら怖気づく始末です。
しかし彼氏に「お前は絶対変われない」と言われたことや、
「変わるために会社を辞めたんだ」という自分の決意を思い出し、
徐々に自分の殻を破っていきます。
やっとできた友達にネズミ講に誘われ、これまでの自分なら空気を悪くしないために嫌々ながらも受け入れていたところを、きちんと断ることができました。
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<まとめ>
ありのままの自分でいて周囲から認められたいというのは甘えです。
しかし周囲と摩擦を起こさないために、あるいは嫌われないために自分を偽ることを頑張り過ぎるのは不毛です。
ある程度は集団内の空気を意識しつつ、自分の意見もちゃんと言う。
このバランス感覚が社会で生きていくには大事なわけですが、そこが分からなくて苦しくなったら一度環境をリセットする(仕事を辞める)のも手です。
仕事をしていない状態(失業)を恐れる人は大勢いますが、そういう見栄やプライドよりも自分の精神状態の回復の方が大事です。
それは人生の回り道のように見えて、実は必要な過程だったりするのです。
職を失ったら次が見つけられるか不安に思う方もおられるでしょうが、仕事を辞めても何とかなるものです。(経験談)
本当は仕事を辞めたいけれど踏み出せないでいる人の背中を押してくれる漫画です。
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