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【小説・SF】『20億の針』―全人類の中から一人の犯人を探す

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『20億の針』ハル・クレモント / 訳:鍛治靖子 / 東京創元社

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約70年前に出版された小説。

当時の世界の人口は20億人ほどだったそうです。

(今じゃ考えられないですね。人間増えたなぁ・・)

 

<あらすじ>---------------------------------------------------------------

異星人の捜査官が異星人の犯罪者を追って地球に降り立った。

着陸地点はかなり近くだったことは分かるが、その後の犯人の行方は分からない。

異星人は不定形生物であり、何らかの生物に寄生(共生?)して生きのびる必要がある。最も寄生に適した生物は何か?

意志疎通ができ、犯人捜索に協力してくれる生物がいい。→人間だ。

捜査官は浜辺で昼寝していた少年に寄生し、その後彼に正体を明かし、二人で犯人捜索に乗り出す。

おそらく犯人も人間に寄生して、どこかで逃亡生活を送っているに違いない。

容疑者は人類全員だ。

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設定だけ聞くと、「おいおい、人間の子供がどうやって探せっていうの?」と思いますが、・・・消去法でバンバン容疑者が絞られていく過程は気持ちいいですね。

 

SFというジャンルを設定にしていますが、やってることはミステリーです。

最終的に犯人を特定できた理由が、設定をうまく使った、人間の心理的特性というか行動心理学の視点に捜査官が気付けたこと。

うまい。

 

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