【マンガ】『ピアノのムシ』(13巻)―技術には敬意を払え!
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『ピアノのムシ』荒川三喜夫 / 芳文社
ついに完結してしまいました。(´;ω;`)
すごく好きだったのに・・・。
ピアノ業界のことを知りたければこのマンガが一番です。
調律師界のブラックジャックが主人公といえば若干語弊がありますが、ニュアンスが他に思いつきませんでした。(そこまで法外の報酬は要求しないので。)
技術も知識もすさまじく、超ひねくれ者で酒と格闘技好きの調律師の主人公・蛭田。
彼はとにかく技術のない同業者と、ピアノの知識もなく知ろうともしない顧客を嫌悪しています。日本人の民度の低さに苛立っています。
とかく日本人は金を払うという点でケチ過ぎる。
割引きしていれば飛びつき、 安ければ安いほどよいと思っている。
安ければそれだけ品質が保証されないということが分かっていない。
安い粗悪品を買ったくせに、壊れたり傷んでいたらすぐに文句を言う。
こんなメンタリティが大衆で共有されていれば、
「高品質のものは価格が高くなって当然」だという当たり前のことに気付けない。
そして価格が高いことを受け入れられない。
それはモノだけに限らない。
技術に対しても同じこと。
高い技術にも対価を支払うべし。
技術とそれを持つ技術者に敬意を払うべし。
多くの人は安いものにしか触れようとしないから、一生ホンモノを知ることなく終わる。文句だけは一人前で。
そんな人間にはなりたくないものです。
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