【マンガ】『新・信長公記』1巻―不良版・ライアーゲーム
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『新・信長公記 ノブナガくんと私』甲斐谷忍 / 講談社
⇧1巻は2019年7月5日発売。
最新刊の2巻は、2019年10月4日に出ました。
<不良版・ライアーゲーム>
著者の甲斐谷忍さんの代表作といえば、『LIAR GAME(ライアーゲーム)』です。
◆『LIAR GAME』集英社 / 全19巻
<あらすじ>
ある日突然、主人公・神崎直のもとに「あなたはライアーゲームにエントリーされました」という手紙と1億円の入った小包が送られてきます。
彼女は、天才詐欺師の秋山深一に助けを求め、ライアーゲームに参加します。
二人は協力して、大金のかかった、嘘と裏切りばかりの様々な心理ゲームを勝ち抜いていきます。
『LIAR GAME』の世界観設定はふざけていますが、ゲーム自体は至ってマジメです。
ルールは単純なものから複雑なものまであり、いずれも心理的かけ引きや論理的必勝法など、高度な戦いが繰り広げられます。
これから紹介する『新・信長公記』は 、「不良もの」と『LIAR GAME』を足したような内容です。
「不良もの」というのは、勉強や部活を頑張るのではなく、その高校で誰が一番強いのかを競い合い、ケンカばかりしている作品のことです。
そこに、著者ならではの心理ゲーム的かけ引き要素を加えてあります。
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<あらすじ>
とある天才科学者が疑問を持ちました。
「名だたる戦国武将達が、もし一斉にこの世に生まれたら、本当に強いのは一体誰なのか」と。
彼は歴史遺産からDNAを採取して、戦国武将のクローン人間を作ろうとします。
その方法は、クローン胚を勝手に作って、不妊に悩む女性たちに子どもを産ませるというものです。
実際に別々の場所で生まれ育った戦国武将のクローン達は、中学卒業までにそれぞれの土地で武勇伝を残しました。
そして今年、彼らの全員がさらなる名声を求め、腕に覚えのある不良高校生が集まる銀杏高校に入学してきました。
ちなみに入学者は、織田信長、羽柴秀吉、上杉謙信、武田信玄、明智光秀、井伊直政、本田忠勝、伊達政宗、加藤清正、毛利元就など計34名です。
一方、普通の人間である日下部みやびも、銀杏高校に入学が決まりました。
今年から銀杏高校は進学校となり、特進クラスから難関大学に合格した者は高校の授業料が全額返還され、大学での授業料も全額支給されることになったからです。
彼女は母子家庭だったので、大学に行って歴史研究家になるという夢を諦めかけていたのですが、銀杏高校の改革方針にチャンスを見出したわけです。
みやびは、希望に満ちあふれて初登校の日を迎えました。
しかし学校に来てみれば、正門前に不良たちが集団で陣取っていました。
彼らは「特進ではないクラス」の高校一年生たちです。
銀杏高校は去年までは不良にとっての聖地だったので、「非特進クラス」の者たちは進学校という校風に変わることを望んでいませんでした。
だから特進クラスの生徒たちを入学初日から潰して、辞めさせようと考えたのです。
暴力沙汰では敵わないので、みやびは一旦正門から撤退しました。
銀杏高校には裏門、西門、南門があり、そこから校内に入ろうと考え直したわけです。
ところがその3つの門にも不良たちが待ち構えており、とても突破できる感じではありません。
仕方なく正門に戻って来た彼女は、驚きの光景を目にしました。
40人近くいた不良たちが、1人の生徒によって全員倒されていたのです。
その生徒の名前は、織田信長でした。
その後も名だたる武将と同じ名前の生徒たちが、続々と登校してきました。
彼らは同じクラスとなり、まずクラス委員長の選出でモメました。
ここから、トラブル続きのみやびの高校生活が始まります。
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<まとめ>
織田信長や羽柴秀吉といった、戦国武将の名前と性格をそのまま引き継いだキャラクターたちが、高校最強の座を巡って争います。
一言でいえば「不良版・LIAR GAME」ですが、『LIAR GAME』よりもさらにふざけた設定で、話もギャグ要素が強いです。
普通の「不良もの」ではケンカの腕っぷしがモノをいいますが、この漫画では殴り合いよりも戦略的なかけ引きを重視して描かれています。
命や生活がかかっているわけではない心理戦なので、気楽に読めます。
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