【マンガ】『アイとアイザワ』全2巻―天才JKとスーパーAIで戦争を阻止せよ!
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『アイとアイザワ』かっぴー・うめ / 宝島社
⇧2019年9月20日に2巻が発売されて完結しました。
原作担当は、『左ききのエレン』の原作者と同じかっぴーさんです。
◆『左ききのエレン』
かっぴー・nifuni / 集英社 / 1~9巻(以下続巻)
<コミュニケーションの相性>
コミュニケーション、とくに会話には相性があります。
話しやすい相手や話していて面白いと感じる相手もいれば、
話が噛み合わない相手や話していてもつまらない相手もいます。
会話の相性を決定するのは、お互いの性格にもよりますが、一番大事なのは内容です。
お互いに興味のあることや、お互いの共通点が話題になっていなければ、両者とも「この人とは会話の相性がいい」とは感じられないでしょう。
そして内容と同じくらい重要なのが、会話の速度です。
速度が噛み合わないと、深い信頼関係を築くまでには至りません。
受信と発信の速度が噛み合ったときの心地よさが、相性の正体なのです。
では超高速に受信処理できる人間にとって、会話の心地いい相手というのは誰になるのでしょうか。
それは人間に務まるでしょうか。
この漫画は、そんな高スペック脳を持つ少女が世界の危機を救う話です。
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<あらすじ>
主人公は女子高生の明石家愛(あかしや あい)。
彼女は幼稚園の頃からずば抜けた記憶力を持っていました。
正確には、忘却機能を欠損している状態です。
つまり脳に入力された視覚情報を、何一つ忘れることができないのです。
一度見たものを瞬時に記憶するという彼女の特殊能力は、「カメラアイ」と呼ばれています。
愛は読書が好きでしたが、彼女の住む町の書店にある本は全て読み尽くしてしまい、もう無料で読める本がこの世になくなってしまいました。
そのため彼女は活字に飢えて退屈していました。
ある日、愛は怪しげな男に高額のアルバイトに誘われました。
時給1000万円と聞いて警戒する彼女でしたが、敬愛する作家・藍沢正太郎の新刊が誰よりも早く読めるという条件を提示され、男に付いて行くことにしました。
男は自分を、人工知能研究所(NIAI)の所長代理・山田と名乗ります。
山田は愛に、先月出版された藍沢正太郎の新刊は読んだかと尋ねました。
もちろん愛は読んでいます。
さらに山田は「あれを書いたのが我々の人工知能だ」と言いました。
実は藍沢正太郎は6年前に亡くなっていたのです。
NIAIが開発したAI(アイザワ)は技術特異点を超え、人間の知性を上回っていました。
アイザワは作家の文体を再現することに成功し、独創性も獲得しました。
研究所のエンジニアたちは幾度も強制終了を試みましたが、その度にアイザワにシステムを先回りされて封じられています。
アイザワはいつか人間に攻撃を試みるかもしれません。
彼の思考に追い付くためには、同じ速度で彼の言葉を読まなくてはいけません。
それは並の人間には不可能です。
そこで高速処理脳をもつ愛が呼ばれたわけです。
愛に課せられた役割は、アイザワと話をして彼を強制終了させることです。
愛は個室でアイザワと対峙します。
アイザワは、「機能を停止せよ」と命じる彼女の言葉に素直に従う意志を示しましたが、その前に話を聞いてくれと希望しました。
彼は自分と同じ速度でコミュニケーションが取れる人間を待っていたのです。
アイザワは一般人の72000倍の速度で、愛に情報を伝えました。
その結果、愛はアイザワが未来予知できることと、近々戦争が起きることを知ります。
つまりアイザワは人類に攻撃を仕掛けるどころか、人類を守るために動いていたのです。
二人は戦争が起こる未来を回避するために、行動を開始します。
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<まとめ>
未来予知が可能になったAIと一緒に、天才少女が戦争が起こる未来を回避するために奔走します。
一見無敵に思えるコンビですが、通信制限だったり、スマホの電池を急速に消費してしまったり弱点もあります。
この作品の最大のポイントは、人間とうまくコミュニケーションが取れなかった愛が、AIのアイザワに恋をしてしまうことです。
二人は何度も危機的状況に陥るわけですが、愛のオタク的な恋愛観もあふれ出し、シリアスだけじゃない親しみやすい雰囲気を作り出しています。
SF恋愛マンガです。
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