【マンガ】『進撃の巨人』29巻―戦争はどういう形で終わるのか
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『進撃の巨人』諫山創 / 講談社
⇧2019年8月9日発売。
<最強の攻撃手段>
戦争はどうなったら終わったといえるのでしょうか。
どちらかを全滅させたら終わりでしょうか。
どちらかが降伏したら終わりでしょうか。
戦争を主導していた人物が死亡したり更迭されたりして、組織のトップと方針が変われば終わりでしょうか。
核兵器のような超絶に危ない攻撃手段を保有している限り、軽い気持ちで他国から攻められる心配はありませんが、信頼してもらえることもまたありません。
いつそれが使われるか分からないからです。
とはいえ、核兵器を手放せば信頼関係を築けるとは限りません。
さらに、容易に他国から侵略を受けるリスクも大きくなります。
一度巨大な力を持ってしまったら、人はそれを手放すことができないものです。
核兵器や武器がある限り、戦争はなくならない(終わらない)のかもしれません。
『進撃の巨人』で核兵器にあたるのが「巨人の力」です。
「始祖の巨人」の力を使えば、60m級の超大型巨人を何十体も同時にコントロールできます。
これを「地鳴らし」と呼びます。
『進撃の巨人』の作品世界では核兵器はまだありませんが、飛行船や戦艦は存在します。けれど巨人の力に対抗できるものではありません。
つまり「地鳴らし」が最強の攻撃手段だということです。
各国は「地鳴らし」を恐れ、それを実行しうるエレンとジークを支配下に置くか、抹殺して巨人の力を奪い取ろうと画策します。
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<あらすじ>
28巻では、敵国(マーレ)を裏切って味方になったと思われたジークが、再び裏切って調査兵団の精鋭たち30人を残らず巨人にしてしまいました。
王家の血を引くジークは、仕掛けを施した人間を彼の掛け声一つで、意志なき巨人兵器に変身させることができるのです。
たった一人、巨人化の仕掛けから逃れたリヴァイはジークと戦います。
ジークをギリギリまで追い詰めたリヴァイでしたが、ジークの命がけの自爆行為によって逃げられてしまいました。
そしてエレンが単独でマーレに潜り込んで、要人を大量に殺害するという奇襲をやったように、今度はエレンたちの国にマーレ軍による空襲がかけられます。
マーレ軍に比べれば、エレン達パラディ島の軍は戦闘員の数も少なく、砲撃できる飛行船や戦車などの乗り物もありません。
巨人の力がなければエレン達の国は非常に脆弱なのです。
マーレ軍の奇襲を予期していなかったエレンたちは驚きました。
現在、リヴァイは重症を負って戦闘不能。
ミカサや超大型巨人であるアルミンは、イェレナのクーデターにより地下牢に閉じ込められて動けません。
つまりエレン一人でマーレ軍を迎撃しないといけないのです、
エレン VS 近代兵器+鎧の巨人(ライナー)+車力の巨人+顎の巨人です。
さすがに敵うはずがありません。
そんなエレンのピンチに駆けつけたのは、なんとリヴァイから命からがら逃げだしたジークでした。
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<まとめ>
これまでさんざん戦況をかき回してきた厄介な敵であるジーク。
彼がエレンの味方をしてくれるのは何とも頼もしい限りです。
強い敵が味方になるというアツい展開は少年漫画では王道パターンですが、邪道を走りまくる『進撃の巨人』でそういうことをされると余計に胸が熱くなりますね。
パラディ島で最後の決戦が始まったのかもしれません。
ここで何らかの決着が見られるはずですが、著者がどういう終わらせ方を目指しているのか全く予測がつきません。
マーレ軍が撤退して終わるのか、地鳴らしを発動させて世界が休戦協定を結んで終わるのか、それともエルディア人が全員解放されるのか。
まさかエレンが死ぬことはないと思いますが、どういう形でこの戦争を終わらせるのか非常に楽しみです。
次巻の30巻は12月9日発売予定です。
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