【マンガ】『嘘解きレトリック』(1-9巻)ー嘘が見抜けても(すぐに)真実は見抜けない
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『嘘解きレトリック』都戸利津 / 白泉社
嘘が見抜ける(というか聞き分けられる)能力を持つ主人公・鹿乃子。
貧乏な名探偵・左右馬。
彼らがコンビを組んで事件を解決していくミステリーマンガです。
鹿乃子は小さい頃から他人の嘘が見抜けたため、ずっと奇異に見られ、気味悪がられ、疎んじられてきました。
優しい言葉をかけてもらったとしても、彼女には嘘が分かります。
相手の意図がすぐに見抜けるために、ずっと孤独で気を張って生きてきた(はず)。
しかし、自分の特殊能力を明かしても嫌がらず、引かず、受け入れてくれる人に初めて出会います。
それが左右馬なわけですが、彼は自分の発言が嘘かどうか全部バレたところでかまわないと、すぐに彼女を探偵助手として受け入れるのです。(第1話)
この時の鹿乃子の圧倒的な幸福感・安心感のシーンは素晴らしいですね。
「私がそばにいるのが嫌じゃないんですか?」
「うん、嫌じゃないよ。
分かるでしょ?ウソじゃないって。」
嘘が聞き分けられるからこそ、相手の真意も分かる。
完璧な演出!
もうすぐ最終巻(10巻)発売。
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