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【マンガ】『レイリ』(5巻)―闇夜の撤退戦

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『レイリ』岩明均・室井大資 / 秋田書店

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やっと出ました。新刊が。

ほぼ1年ぶり。

『HUNTER×HUNTER』並みに刊行スピードが遅いけれど面白い。

 

高天神城が徳川家康の軍勢に包囲されて、絶体絶命の武田軍(岡部丹波守)。

主人公・レイリは単身、高天神城に乗り込み、恩人である岡部を逃がそうと画策する。

もはや全軍が無事に逃げることは不可能であり、岡部は城に残って囮となり、代わりにレイリたち若者たちを脱出させる作戦を決行する。

脱出部隊を敵の凶刃から護るために、レイリは左右が断崖絶壁の細い道で独り迎え撃つポジションを買って出る。

まずは歩兵、馬上兵、槍、火縄銃と段々強くなってくる敵勢力。

槍は崖下に落ち、矢も尽きて、馬も撃たれてしまうレイリ。

この夜の戦闘シーンは緊迫していて面白いですね

 

無事、脱出成功しても敵の追撃が止むことはなく、しんがりを務めるレイリ。

しかし減ることはない敵の軍勢。

ついに残った剣も折られる。

数年前に野武士に家族が斬殺されて、自身は犯されそうになったシーンを回想し、死を覚悟するレイリ。

 

家族が殺された時からずっと、戦場で出来る限りの敵を殺し、自分もそこで死にたいと願い続けてきたレイリ。

恩人の岡部丹波守のために命を捨てたいと思い続けてきました。

早く死んで、家族の元へ行きたい。

そう思っていたはずなのに。

 

ようやく自分は多くの人に生かされていたのだと気付きます。

だがら「死にたがり」はもうやめます、と宣言します。

それこそが恩人たちの想いに報いることだと。

 

これまでのやけっぱちのレイリも好きでしたが、生きていこうと決意した彼女はこれからどんな選択をするのでしょうか?

次巻も楽しみです。

 

このマンガでの織田信長は、主人公側からみたら敵なので悪役顔なのですが

すごくいい味出ています。今まで見てきた信長像で一番しっくりきます。

天下を狙う野心を持ち、奸智に長けた戦国時代の男というのはこういう顔でないと!

 冷酷で厳しい、情けなど気にしない男の目はこうでないと。

 

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