【小説・ミステリー】『その女 アレックス』―真実よりも大切なもの
【広告】
紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『その女 アレックス』ピエール・ルメートル / 訳:橘明美 / 文藝春秋
これは確実に「大当たり」のミステリー。
(面白いものが海を渡って翻訳されるわけなので、
海外ミステリーに「ハズレ」はそもそも少ないですが。)
序盤で誘拐・監禁モノのサスペンスかなと思っていたら
中盤にさしかかる前に脱出成功。
この脱出劇だけ取っても非常に面白い。
一体、物語はどこへ向かうのか。
その後の展開は逆転し、驚愕の結末へ。
責められるべきなのは一体誰なのか?
シリーズ第2作目ですが、いきなりこの本から読んでも問題ありませんでした。
優れたシリーズものは、どこから読んでも面白いように書かれてあるものです。
この作品はまさにそれです。
ミステリーでトリック以外に感動することはあまりありませんが、
これはストーリーにも感動します。素晴らしい!
真実よりも正義を優先する。
フランスの警察ってのは粋な連中だぜ~!
⇦クリックするとAmazonに飛べます
▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽
△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△△