【マンガ】『ギャングース』(全16巻)―社会の残酷さと闘う
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『ギャングース』肥谷圭介・鈴木大介 / 講談社
ホームレスの若者が社会のド底辺で生きるとはどういうことか。
その凄まじさをこのマンガは教えてくれます。
こういうことが現代日本で繰り広げられているのかと戦慄を覚えます。
北朝鮮や途上国のスラム街の話ではないのです。
お金もない、家もない、まともな親もいない。
学校にも行っていないから仕事に就くこともできない。
そんな彼らが生きていくには、誰かから奪うしかない。
正規の手順では自力で這い上がれないほどの地獄。
こんな毎日じゃ、希望を失うなという方が無理な話だ。
誰だって、自暴自棄になるか、周りに敵愾心をむき出しにして生きることになる。
しかし、このマンガの主人公・カズキは希望を失わない。
野望を捨てない。
仲間を見捨てない。
遊び心を忘れない。
悪徳に流されない。
フィクションだからといってしまえばそれまでだけれど、
彼のようなバイタリティをもって、いつでもふざける余裕をもって楽しく生きていこうという気概を持った人間はそうはいません。
苦境で生き抜くヒントになると思います。
こういうマンガこそドラマ化・映画化してほしい。
無理だろうな~。スポンサーがつかないでしょう。
・・・と思ったら映画化されましたね!(2019年1月現在)
すごい!
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