【小説・SF】『幼年期の終り』―人類よりも上位の知性とはどういうものか
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『幼年期の終り』アーサー・C・クラーク / 訳:福島正実 / 早川書房
SFというジャンルにおける必読書のひとつ。
「SFが好き」と言っておきながらこの作品を読んでいないのなら、その人は確実にモグリだと断言できます。
ファーストコンタクトもの。(人類が地球外知的生命体と出会う)
人類よりも上位知性・上位技術をもった存在により、人類は支配(というより教育)される。人類はなかなか彼らの意図を理解できない。
ストーリーが進むにつれ、彼らはさらなる上位知性から人類の進歩を見守る任務を負っていただけだと判明する。
彼らの教育により、地球上の子供が皆、ある日急に覚醒して超能力を持つようになって、親と意思疎通がはかれなくなる。
子供たちは上位知性のもとへ行き、残された人類(大人)は、死に絶える運命しかなくなる。
今ではもう色んな「ファーストコンタクトもの」が世に出回り、SFの中の一つのジャンルといってよい程です。この作品が、後世の作家さん達(映画なども含む)に影響を与えたのだということがよく分かります。
発表当時は斬新だったのでしょう。
科学技術が発展していけば、誰もが地球外の知性について思い巡らさずにはいられないでしょう。
人間を越える知性とは一体どういうものなんだろうと、読み終えても想像力が広がっていく感覚が残ります。
SFコーナーがある書店ならどこでも、まず間違いなく棚に常備されている超有名なスタンダード的作品です。
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