【マンガ】『プラネットガール』1巻―宇宙船でやって来た異星人の少女
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『プラネットガール』大石 日々 / 小学館
⇧1巻は、2019/11/12発売
<地球人に似た宇宙人>
この宇宙のどこかには、地球と似たような環境の惑星が存在していて、そこには人間と非常に似た生物が生息している ―という説があります。
地球と似たような大気、海、土壌があれば、そこで生命が誕生し、地球と同じような進化の過程をたどり、やがて人間が生まれるだろうという推測です。
地球の生物はそうやって環境に淘汰され、適応してきたからです。
一方、進化の過程でたまたま現在の状態になっただけで、たとえ環境が同じでも、地球と同じような生物が出現するとは限らないと言う人もいます。
環境ですべてが決まるわけではないし、地球上の生物も、遺伝子が少し違うだけで外見が全く変わってくるからです。
そもそも全く同じ環境などほとんどあり得ないのだから、環境の小さな違いが、外見上の大きな違いとなる可能性は十分にあります。
この漫画では、地球とよく似た環境の「ナズル」という惑星が登場します。
人類はナズルに到達しており、資源採掘や定住を視野に入れています。
そのナズルから、一人の少女が地球にやって来ます。
主人公たちは少女と意思疎通を図り、共同生活を始めます。
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<あらすじ>
主人公は造船所の整備士として働く24歳の青年・遠坂砂鉄。
中学の頃から働いているので、腕はすでにベテランの域です。
彼は宇宙が好きで、仕事のかたわら、宇宙で使われた実験用機体を自作しました。
最近は、その機体の安全性をシミュレーションで繰り返しチェックしています。
遠坂には宇宙飛行士の父がいました。
父は15年前、「海のある星」とされるナズルに、初の有人探査へ向かいました。
しかし機体トラブルにより宇宙船が遭難し、還らぬ人となりました。
その後、安全システムを厳しく見直し、人類は無人探査を重ねてきました。
そして来年、16年ぶりに二度目の有人探査を行うことが発表されました。
遠坂は、父の行方をロクに捜索しなかった「宇宙環境開発管理機構」を恨んでいました。
そして実験用機体を試作してシミュレーションを重ねた結果、機体の安全性には問題がなかったことを確信しました。
つまり組織は、遭難の本当の原因を隠しているのです。
遠坂は原因は現地の環境要因だと考えていましたが、確かめる方法がありませんでした。
ある日、宇宙デブリ業者が造船所にやって来て、拾った物を置いていきました。
それは遠坂の父が乗っていた宇宙船に付属する作業船です。
父の行方の手がかりを求め、遠坂は作業船をこじ開けることにしました。
すると中には、一人の少女が入っていました。
少女は外見は人間そのもので元気そうでしたが、15年間も宇宙を漂っていたことから人間ではなさそうです。
遠坂は少女をソラと名付けました。
ソラは何の疑問もなく人間のご飯を食べましたが、話すことは出来ませんでした。
作業船だけでも地球に帰還していたという事実が、なぜニュースになっていないのか、遠坂は疑念を抱きました。
つまり、宇宙開発管理機構が何か隠しているということです。
また、彼女の存在を公表すれば、実験材料にされるかもしれません。
遠坂は一人ぼっちのソラを見ているうちに、自分が自作した実験用機体を使って、ソラをナズルに還してあげることを思いつきます。
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<まとめ>
地球とよく似た環境の惑星「ナズル」。
一人の少女(宇宙人・ソラ)がそこから地球にやって来ます。
ナズルで遭難した宇宙飛行士を父に持つ主人公(遠坂)は、ソラが乗って来た宇宙船を調べながら、ソラと共同生活を始めます。
まだまだ物語は始まったばかりで、今後、本格的に宇宙に飛び出すのかは不明です。
ソラの生態は徐々に明かされていきます。
地球に似た惑星ではどういう生物が生まれるのか、著者のアイデアが楽しみです。
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