【マンガ】『Dr.STONE』12巻―人類石化現象の謎が解明され始める!【アニメ化】
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『Dr.STONE』稲垣理一郎・Boichi / 集英社
⇧2019年9月4日発売
2019年7月からアニメが放送中です。
<人類石化現象>
この漫画では、原始の世界で生きることになった主人公たちが、現代の科学的知識を使って生活を向上させていきます。
いわゆる命がけのサバイバルですが、悲愴感はありません。
科学のすごさ、楽しさ、素晴らしさを描いた作品です。
ジャンルは「SF」です。
「SF」では現実世界の科学的知見をベースに世界観が作られており、科学と矛盾するような設定はなるべく入らないようになっています。
科学をウリにした作品なのに、話に矛盾があれば読者は興ざめするからです。
科学的な現象から世界観が逸脱している作品は、「SF」ではなく「ファンタジー」に分類されます。
この漫画も「科学」を最大のウリにしている作品です。
どんな困難な状況でも、科学のアイデアによって乗り越えてきました。
少年ジャンプ漫画にありがちなスーパーパワー(気、念、チャクラなど)は登場しませんし、ピンチになれば主人公が特殊な才能を開花させることもありません。
科学に出来ないことは、主人公にも出来ません。
唯一の嘘が、人類全員が石化してしまったという現象です。
この現象の解明こそが、この漫画の肝です。
生半可な説明では、読者は納得しないでしょう。
その謎が、この12巻から解明されていきます。
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<あらすじ>
ある日、世界同時に原因不明の人類石化現象が起こりました 。
それから地球では何千年も経過し、当然科学文明は崩壊し、失われます。
3700年後、石化から目覚めた高校生の主人公・千空(せんくう)。
石化が解除されたメカニズムは不明のままですが、試行錯誤の末に、解除方法は発見できました。
石化している人間に、ある特定の濃度のナイタール液(復活液)をかけるのです。
(※ナイタール液=コウモリの糞尿から抽出した硝酸+アルコール)
同級生だった大樹(たいじゅ)と杠(ゆずりは)を復活液で目覚めさせ、
行きがかり上、格闘術の達人・司の石化も解除することになります。
司は、薄汚い大人がいる社会を復活させる必要などない、これは人類をリセットするチャンスだと言って、千空たちと対立します。
千空と司は袂を分かち、各々が自分の仲間(賛同者)を増やしていきます。
彼は石化から免れた人間たちの末裔であるコハクと出会い、彼女の住む村で暮らし始めます。
科学を使って村人たちを次々と魅了していき、皆から仲間だと認めてもらえるほど信頼を獲得しました。
ついに司軍との決戦を迎え、千空たちは勝利を収めます。
しかしその戦争で司が重傷を負ってしまい、医療が不十分の世界では彼を救えないので、一旦コールドスリープさせることにしました。
その間に石化現象の謎を解き、司を再度石化させ、さらに石化を再解除しようという計画を立てます。
石化解除時に起こる謎の身体修復現象を利用して、司の致命傷が治癒することに望みを託そうと考えたのです。
石化現象発祥の地である南米へ向けて旅立つための、船作りが始まりました。
油田と小麦を発見した千空たちは、燃料と長期保存可能な食糧を入手します。
なんとか1年がかりで巨大な帆船を作り上げ、航海のメンバーが発表され、船出の時を迎えました。
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※注意:ここから12巻のネタバレです。
<石化の方法>
最初に目指す場所は、宇宙から帰還した千空の父たちがかつて生活していた島です。
そこに白金などの貴重な鉱物が保管されているからです。
コウモリの糞尿を原料としたナイタール液で石化を解除することはできますが、少しずつしか作れないので、とても70億人分には足りません。
しかし白金を使えば、無限に復活液を作ることができるのです。
そんな宝島に到着した千空たちは、偵察部隊と居残り組に別れました。
なんと島には先住民がおり、彼らは居残り組全員を石化してしまいます。
方法は不明です。
しかし分かったことがあります。
・人類の石化は自然現象のせいではなく、人為的なものである
・石化させるための有効範囲がある
・石化現象を発生させるには道具が必要である
仲間のほとんどを石化されてしまった千空は、かつてないピンチを迎えます。
おそらく次巻で石化の謎の核心に迫ります。
果たして人類石化現象は、どういう理屈をつけて説明されるのでしょうか。
13巻は2019年11月発売予定です。
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