【マンガ】『決してマネしないでください』全3巻―科学の実験は楽しい!【ドラマ化】
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『決してマネしないでください』蛇蔵 / 講談社
⇧1巻は2014年12月発売。
2016年に発売された3巻で完結しています。
<ドラマ化>
2019年10月からドラマ放送が開始されます。
小瀧望さん(ジャニーズWEST)、馬場ふみかさん、ラウールさん(Snow Man/ジャニーズJr.)が出演されます。
⇧NHK総合で、2019年10月26日(土)から毎週土曜23:30に放送されます。
<科学的雑学マンガ>
ほとんどの人は、学生時代は物理や化学や生物の授業で色んな知識を教わりますが、学校を卒業すると科学に関して勉強しなくなります。
別にしたくないというより、仕事などの他の勉強に忙しいからでしょう。
とはいえ、ささいな雑学程度の科学知識であっても、テレビなどでチラッと知るだけで結構面白いものです。
科学現象について知ることが面白いことに気づいたとき、自分が今まで分かったフリをしていたり、気にならないフリをしていたことにも気づきます。
これから紹介する作品は、日常のささいな疑問を漫画形式で分かりやすく教えてくれます。
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<あらすじ>
舞台は、とある工科医大。
そこの理論物理学の高科研究室には、実験サークルがあります。
よくいるメンバーは、高科先生を筆頭に、ゼミ生の掛田(かけだ)、工学部の有栖(ありす)、留学生のテレスの4人です。
彼らはいつも、一般人には器具や薬品が手に入れにくく、マネをするのが難しい実験をして遊んでいます。
とはいえ、扱うネタは特別難しいものではなく、日常の疑問を解消するレベルのものです。
例えば第1話では、「スタントマンはなぜ炎にまかれても平気なのか」という疑問が取り上げられています。
つまり「火だるまになっているのに、ヤケドしないのか」ということです。
答えは「保水性の高いジェルを塗っているから熱くない」なのですが、ジェルの細かい成分については企業秘密で明かされていないそうです。
ジェルの主成分はポリアクリル酸ナトリウムです。
これはオムツや保冷剤に使われています。
その正体は「高分子吸水ポリマー」であり、自重の何百倍もの水を吸収する物質です。
水を吸収してジェル状になったポリマーは、火をつけても熱を通さないそうです。
火だるまのスタントマンは、服の内側にジェルを塗っているから熱くないというわけです。
スタントマンが裸ではなく服を着ているのは、裸にジェルを塗りたくっていると不自然だからです。
(⇩ポリアクリル酸ナトリウム)
ある日、掛田は学生食堂で働く飯島(学生ではない)に恋をしました。
彼は「僕とあなたの収束性と総和可能性を「i」で解析しませんか?」という、理系学生にありがちな意味不明の告白をするも、理解してもらえませんでした。
フラれたと勘違いして落ち込む掛田でしたが、サークルメンバーに励まされます。
このときの、理系ならではの失恋の励まし方には爆笑しました。
「元気出して掛田さん。星の数ほど女性はいます。」
「気休めはやめて下さい。星は銀河系だけで2000億。女性はそんなにいません。」
「だが肉眼で確認できる星は北半球で4300個。肉眼で認識できる女性の数とほぼ同数だぞ。」
「でも星には手が届かない。」
・・・これで励まされるでしょうか(笑)
そして元気を取り戻した掛田は、まずは飯島と親しくなろうということになり、彼女を実験サークルの活動に誘いました。
最初はサークルの非日常的なノリに戸惑う飯島でしたが、徐々にメンバーたちと打ち解けていきます。
果たして、掛田の恋は実るのでしょうか。
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<変な実験の数々>
「スタントマンが燃えても平気な理由の検証」の他にも、いろんなバカらしくて面白い実験が描かれています。
たとえば、
オートクレーブ(高圧蒸気滅菌機)で焼き芋をしたり、
実験器具を使ってビールを蒸留してウイスキーにしたり、
電子レンジで切れた蛍光灯を光らせたり、
液体窒素と卵と生クリームと砂糖とバニラをまぜてアイスを作ったり。
一般家庭で実行するには難しいものもありますが、理系の大学に行ったらこういうことが出来るんだと、学生に楽しみを与えてくれる実験ばかりです。
勉強しようと堅苦しく身構えなくても、この漫画を読めば、サラリと科学の豆知識を吸収することが出来ます。
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