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【マンガ】『アニメタ!』―アニメーターの厳しい世界

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『アニメタ!』花村ヤソ / 講談社

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⇧1巻は2015/12/22発売。

 最新刊の5巻は、2020/1/23に出ました。

 アニメーターを題材とした漫画です。

 

 

<アニメーターの厳しい世界>

 アニメーターの世界で食べていくのは厳しいと言われています。

「絵を描く才能が必要」とか「長時間労働がキツイ」といった理由もありますが、最大の理由は「動画は出来高制」だということです。

つまり、いくら時間をかけて何枚も描いても、OKが出なければお金にならない(給料がゼロ)ということです。

何十回も修正してようやくOKをもらえても、それは1枚の絵を描いた値段でしか評価されません。

 

新人の頃は誰しも一番技術がないので、修正だらけになります。

修正している間は一切お金を稼げていない状態なので、新人アニメーターの給料は極端に少なくなります。

この漫画の主人公は、新人で知識も経験も少なかったので、5日で210円(時給7円)しか稼げませんでした。

それではたとえ休みなしで働いたとしても、月給6万8000円にしかなりません。

 

アニメーターの1、2年目は、一番生活が苦しい時期です。

一番練習しなければならない時期でもあるので、生活のためにバイトしていたら練習時間がなくなり、技術はなかなか上がりません。

つまり親の仕送りなどの援助がなければ、とても続けていけない職業なのです。

もちろん、「アニメが好き」という気持ちがあるのは大前提です。

 

この漫画は、そんな厳しい新人アニメーターの世界を描いています。

 

 「アニメーション 原画」の画像検索結果

 

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<あらすじ>

 主人公・真田幸は小学生の頃は、何にもやりたい事がない空っぽの人間でした。

周囲の友人にもテキトーに話を合わせ、部活で頑張っている同級生たちを冷めた目で見て毎日を過ごしていました。

ところが、彼女が中学生になって偶然録画されてしまったアニメを観た瞬間に心を奪われ、アニメーターを目指す決心をしました。

 

19歳になった真田は、業界では有名な「N2 FACTORY STUDIO」の入社試験を受けました。

彼女はアニメの専門学校や美術系の学校を出ていないので、アニメ制作の基本的な流れや専門用語を知りません。

では絵の才能があるのかといえば、全くそんなことはありません。

しかし書類選考は突破し、なんとか二次試験の実技と面接に進むことが出来ました。

そして何故か面接後に第7スタジオの監督に気にかけられ、採用が決定しました。

 

出勤初日、真田は他の新入社員と一緒に研修を受けました。

研究期間の動画の師匠は、動画検査を担当している富士です。

富士はまず、真田たちに「原トレ」してみるよう指示しました。

「原トレ」とは「原画トレス」の略で、原画の線をなぞって清書することをいいます。

これは動画の基本中の基本なので、他の新人たちは当然知っていましたが、専門教育を受けていない真田だけは知りませんでした。

 

真田は「原トレ」をやったことがないので、勝手が分からず戸惑いました。

線を一本引くのにも、思い通りにいかなかったからです。

何度やってもやり直しになり、全然課題が終わりません。

一方、他の新人たちは経験者なので、ダメ出しを食らいながらも次のステップへ進んでいきます。

真田は「早く描かなきゃ、キレイに描かなきゃ」とますます焦ることになり、線は最初よりも歪んでいきます。

 

真田は家に帰ってからも練習を重ね、ゆっくりですが技術を向上させていきます。

果たして彼女は、アニメーターとして生き残れるのでしょうか。

 

「アニメーション 原画」の画像検索結果

 

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<まとめ>

 技術も知識もない業界未経験の主人公(真田)が、アニメーターになって成長していく物語です。

真田はアニメが好きですが、ちょっと絵が描けるだけという素人同然のレベルです。

だからアニメ業界のことを知らない読者でも、彼女と同じ目線でアニメーターの仕事を学んでいくことが出来ます。

 

話は分かりやすくて丁寧なので、アニメ業界のことを知りたい方は読んで損はないと思います。

「お仕事漫画」としても面白く、共感できる人は多いはずです。

 

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