【マンガ】『東京リベンジャーズ』―不良モノ×タイムリープ
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『東京リベンジャーズ』和久井健 / 講談社
⇧1巻は2017年5月発売。
最新刊の14巻は、2019年10月17日に出ました。
<不良漫画>
昔から「不良モノ」の漫画(ヤンキー漫画)は多く描かれてきましたし、今でも少年漫画誌で描かれています。
基本的には「その地域の不良の中では一番強い」という称号を得たり、仲間たちを守るために、他校の不良とケンカをする漫画です。
代表例を以下に挙げてみます。
◆『ろくでなしBLUES』森田まさのり / 集英社 / 全25巻(文庫版)
◆『クローズ』高橋ヒロシ / 秋田書店 / 全26巻(完全版は全19巻)
◆『今日から俺は!!』 西森博之 / 小学館 / 全38巻
いずれも名作です。
しかしヤンキーの数が減ってきている現在では、不良モノ漫画の需要が減ってきていることは否めません。
常に一部のコアな読者層には支持され続けているジャンルですが、目新しさが無くなってきているのです。
そんな中、これから紹介する『東京リベンジャーズ』が登場しました。
この漫画は不良モノとタイムリープを掛け合わせた、画期的なミステリーになっています。
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<あらすじ>
2017年7月4日。
26歳のタケミチ(花垣武道)は、レンタルDVD店でアルバイトをしながら、ボロアパートで暮らしていました。
彼はある日、中学時代の彼女だった橘日向が不良グループの抗争に巻き込まれて死亡したことを、TVニュースで知りました。
不良グループの名前は「東京卍會」(まんじかい)です。
2017年の東京卍會は、賭博、詐欺、強姦、殺人など何でもアリの極悪集団です。
後日、タケミチは電車が入って来た駅のホームから突き落とされました。
背中を押されたので、犯人は分かりません。
電車が彼の目の前に迫り、死を覚悟したその時、彼は過去にタイムリープしました。
ちょうど12年前の2005年7月4日です。
タケミチは、背格好も中学時代に戻っていました。
当時の彼は5人組の不良グループに所属していました。
7月4日は、5人で他校の同級生にケンカを売りに行く途中でした。
ところがその日は東京卍會に所属する3年生と出くわしてしまい、ボコボコにやられてしまいます。
それからというもの、タケミチ達は東京卍會の下っ端要員として奴隷のような扱いを受けることになりました。
タケミチはそんな地獄の日々から逃れるために、中学卒業と同時に一人暮らしを始めて、アルバイトをして食いつなぎ、26歳までうだつの上がらない人生を過ごしてきました。
しかし彼は過去にタイムリープして再び同じ屈辱を味わったことで、もう逃げてばっかりの人生はやめようと決心します。
タケミチは夜の公園で、少年が不良たちに絡まれている現場に遭遇しました。
彼は不良たちを追い払って少年を救出します。
少年の名前を聞いたところ、タケミチの彼女である日向の弟・橘直人だったことが分かります。
タケミチは直人に、自分が12年後の未来からタイムリープしてきたことと、12年後に姉(日向)が死ぬことを告げます。
そして、そうならないように「姉を守ってくれ」と頼みます。
二人が約束の握手をしたその時、タケミチは2017年に戻っていました。
どうやらタケミチが直人と握手することが、過去と現在を往復する方法のようです。
2017年で目を覚ましたタケミチの目の前には、大人になった直人がいました。
直人は姉を守るために刑事になったけれど、守ることが出来ませんでした。
しかしタケミチのタイムリープ能力を使えば、まだ救える可能性があると言います。
東京卍會は、昔からずっと凶悪だったわけではありません。
現在の2トップである佐野万次郎と稀咲鉄太が出会わなければ、今の凶悪な東京卍會は存在することはなく、日向が抗争に巻き込まれて死ぬこともなかったと直人は言います。
日向を助けたいという気持ちは、タケミチも同じです。
タケミチは佐野と稀咲の出会いを阻止するために、再び過去にタイムリープすることにしました。
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<まとめ>
不良モノとタイムリープを掛け合わせた、青春サスペンスミステリーです。
不良モノは今まで決してSF要素を取り入れて来なかったので、非常に新鮮です。
今、一番新しい不良漫画といえます。
コミックの刊行ペースが早いので、続きを待ちきれない読者にとってありがたい作品です。
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