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【マンガ】『アンドロイドタイプワン』1巻―ロボットに共感するのはダメなこと?

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『アンドロイドタイプワン』YASHIMA / 双葉社

 

 ⇧1巻は2018年6月発売。

最新刊の2巻は、2019年10月28日に出ました。

 

 

<共感能力>

 人間には、他人に起きた(降りかかった)現象を自分の事のように感じる共感能力があります。

その人が今体験していることに対して「嫌がってそう、あるいは痛そう」と思えるだけでなく、自分も不快な気分になるのです。

逆にその人が「楽しそう、喜んでそう」と思えたら、こちらも嬉しくなります。

 

共感能力は、対象が人間でなくとも発揮されます。

動物や人型ロボットに対しても同様です。

人によって個人差はありますが、たとえその動物やロボットが感情を持っていなくても、自分がされたら嫌なこと(例:殴られる)をされている場面を目撃すれば、嫌な気分になるはずです。

もちろん「ロボットなんだから気にならない」という人もいます。

 

「ただの機械なんだから、むやみやたらに共感して人間扱いするな」というのは理屈の上では正しいですが、感情ではなかなか納得できないものです。

「それならば最初から人型にするなよ」と思われるかもしれませんが、人型でなくとも人間は共感してしまう生き物です。

例えば、毎日触っている使いこまれた仕事道具や、実体を持たないスマホのAIアシスタント・Siriにすら感情移入してしまう人はいるでしょう。

 

この漫画には、少しだけ共感能力の高い主人公が登場します。

高度なAIが搭載された人型ロボットが一般的になった、近未来の話です。

 

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<あらすじ>

舞台は2059年の東京。

ロボット技術や情報技術がさらに進歩した時代。

2036年に販売され始めた汎用アンドロイド・タイプワンは改良を重ねられ、今では一般家庭でありふれたものになっています。

タイプワンは、主に人間の生活環境をサポートするナビゲーターとしての役割を担っています。

 

とある企業に勤める主人公の青年・沢渡有吾は、タイプワンの新バージョンの展示会にやって来ました。

彼はそこで、タイプワンの90日間トライアルキャンペーン(無料)に応募することにしました。

タイプワンを家で90日間お試しで使ってみて、気に入ったらそのまま購入できるというサービスです。

運良く抽選に当たったので、彼の家に組み立て前のタイプワンが送られてきました。

 

沢渡はさっそく箱を開封して、タイプワンを組み立て始めます。

初期設定も済ませ、ユイという名前に決定(登録)しました。

その日から、彼とユイの二人暮らしが始まります

ユイは洗濯物の取り込みや料理作りをしつつ、住居内の電気水道ガスを管理するホームコントローラーとリンクして、沢渡の生活環境を最適に保つように働きます。

 

沢渡が子供の頃には、家にタイプワンがいました。

ちょっと年上の兄のような存在として、一緒に暮らしていたわけです。

しかし彼の母が「契約期間が過ぎたために返却することになった」と言って、突然タイプワンを家から排除しました。

本当は「思春期の子供がアンドロイドと生活すると悪影響がある」という世間で囁かれているウワサを、彼の母が真に受けたからでした。

それ以来、沢渡はアンドロイドと一緒に暮らすことはありませんでしたが、ロボットへの高い共感能力は無くなりませんでした。

今はユイと一緒に暮らすことで、ユイに感情移入しやすくなっています。 

 

一方、沢渡の高校時代の友人・山口は、不法投棄されたアンドロイドの調査の仕事に就いていました。

情報が寄せられた場所に実際に確認に行き、アンドロイドの機体登録や所有者登録などを調べて回収業者に引き継ぐ業務です。

アンドロイドが社会に普及していくに連れて、それらの不法投棄も増加していったので、そういう仕事が生まれたわけです。

 

 また、街には人間に危害を加えないよう設定されているはずのアンドロイドが、人間を襲うという事件が起きていました。

山口はそのアンドロイドに偶然遭遇し、捕獲を試みますが失敗しました。

果たして、そのアンドロイドの目的は何なのでしょうか?

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<まとめ>

 人間とアンドロイドが共生する近未来の世界を描いたSFです。

・アンドロイドのいる社会や生活はどういうものか、

・人々の価値観はどんな感じか、

・テクノロジーはどう進歩したのか

といったことが詳細に描かれています。

 

人に危害を加えないという「ロボット三原則」も踏まえており、2巻以降はアンドロイドの安全性とどう向き合うのかも描かれていきそうです。

 これからのAI時代を考える上で、非常に勉強になる漫画です。

 

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