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【ビジネス】『グラビアアイドルの仕事論 』―努力のお手本【新書】

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『グラビアアイドルの仕事論 打算と反骨のSNSプロデュース術』倉持由香 / 星海社

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⇧2019年4月27日発売。

 

 

 <アイドルによるビジネス書>

 この本は「尻職人」のキャッチコピーで知られる現役グラビアアイドル・倉持由香さんによるセルフプロデュース術についてのビジネス書(新書)です。

グラビアアイドルの方がビジネス書を出すのは珍しいですね。

 

とはいえアイドルと呼ばれる人達が、ビジネスや自己啓発系の本(新書)を書くのは数年前から時々見かけますので、そこまで珍しいことではありません。

たとえば

・『逆転力~ピンチを待て』指原莉乃(HKT48)

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『リーダー論』高橋みなみ(AKB48)

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・『職業としての地下アイドル』姫乃たま

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などがあります。

いずれも自分の体験を元にした哲学だったり仕事論だったりするので、本人にしか書けないリアルさが売りの本です。

アイドル業界のことについても述べられていますが、仕事をする上で大切にすべき普遍的な事柄も書かれていて、決してファンだけしか楽しめないような内容ではありません。

競争の激しい芸能界の話は、学生でも社会人でも勉強になるはずです。

 

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<著者について>

著者は10代の頃からグラビアアイドルに憧れていて、自分が雑誌の表紙を飾ることが夢でした。

中学生のときに芸能事務所に入り、そこから夢に向かって活動を始めたそうです。

しかし2000年代後半の時期からはグループアイドルが台頭し、どの雑誌の表紙も席巻してしまい、本業のグラビアアイドルたちが脇へ追いやられることになりました。

グラビアアイドルが全盛期だった時代は終わり、業界も縮小していきます。

そんな中で著者は長年売れることのない低迷期を過ごしてきました。

 

ある日、カメラマンから「お尻が大きいんだからそれを武器にしないともったいないよ」と言われ、コンプレックスだったお尻を強調させた自撮り画像をTwitterへ投稿し始めます。

そこから徐々に注目が集まっていき、「#グラドル自画撮り部」を立ち上げてグラビアアイドル界全体を巻き込んだ自撮りブームを作っていきました。

 

現在でも自分が第一線で活躍しながら、グラビアアイドル業界の再興のためにノウハウを次世代の後輩たちへ伝えていくことにも熱心です。

 

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<内容>

主にTwitterを活用したセルフプロデュース術について述べられています。

最初の頃は、毎日Twitterに自撮り画像を投稿するのは自分を安売りしているし、DVDや写真集が売れなくなるから止めるようにマネージャーに言われたそうです。

しかし著者は自分の戦略を信じて毎日投稿を続けます。

 

ここで著者が考案した「知名度のピラミッド理論」が紹介されています。

まずファンを3段階に分けます。

(1)Twitterのフォロワー(著者を知っているだけ)

(2)雑誌や写真集を購入してくれるファン

(3)撮影会やイベントに足を運んでくれるコアなファン

 

直接的な利益を生んでくれるのは(2)や(3)の人達ですが、彼らを増やすためには(1)の人数を増やすべきだという理論です。

まずは自分のことを知っている人を増やさないと話にならないということです。

 

ではフォロワーを増やすにはどうしたらいいのか。

著者のつぶやきルーティーンやつぶやく時刻のポイント、つぶやく内容の割合など細かな配慮が語られています。

この方法論は一朝一夕で出来たものではなく、かなり試行錯誤を繰り返したようですが、惜しみなく明かされています。

 

 方法論もそうですが、なにより素晴らしいのは仕事に対する姿勢です。

「干されに不思議の干されなし」とか、

「くすぶっているのは自分の責任」とか、

「センスの有無は探求心」といった

著者の勉強熱心で向上心と行動力にあふれた金言の数々に唸らされました。

「失敗しても修正すればいい」といって試行錯誤を恐れず面倒がらない態度は、ファンだけでなく全ての方が参考になることでしょう。

 

ここまで突き詰めた努力をしている人は中々いないのではないでしょうか。

努力のお手本のような方法論でした。 

 

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