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【マンガ】『ランウェイで笑って』10巻―コネ入社だから許される?

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『ランウェイで笑って』猪ノ谷言葉 / 講談社

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⇧2019年4月17日発売。

 この10巻では、プロのデザイナーたちの職場はどういう感じなのかを知ることができます。唯一無二の服飾系少年マンガです。

 

<あらすじ>

ファッションデザイナーになるのが夢である高校生の主人公・津村育人。

母子家庭で母は病気で入院中です。

彼は4人兄弟(育人が長男で妹3人)で経済的にも苦しかったため、進学を諦めて就職しようと考えていました。

しかしパリコレモデルを目指しているクラスメートの千雪の計らいで、プロのデザイナー事務所(柳田一のアトリエ)で働けることになります。

 

アトリエでアルバイトとして雇ってもらって働く毎日。

職場の同僚のつながりから、芸華大学でファッションショー(芸華祭)が開催され、参加者は学内だけでなく、一般からも公募されていることを育人は知りました。

彼は予選も見事突破して、いよいよ本選に参加できることになります。

しかし結果は11位という惨敗に終わりました。

 

 高校を卒業して、アトリエで正社員として雇ってもらえないか交渉しようとする矢先、柳田はアトリエを畳むことを宣言します。

職場を失った育人は、芸華大学に進学することに決めました。

そしてデザイン事務所がインターンを募集していることを、学校の掲示板を見て知ることになりました。

 学校で学ぶよりも現場で学んだ方がより早く成長できるだろうと考えた育人は、すぐにインターンに応募します。

 

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<インターンから正社員へ>

育人が応募したのは業界でも有名なブランド・Aphro I dite(アプロアイディーテ)。

そのデザイン事務所は育人の他にも多くのインターン生がすでに働いていて、彼らは皆、自分の実力が評価されて正社員に昇格ることを夢見ていました。

しかし実際は雑用を任されてばかりで給料も発生しないので、自分が何のためにここで働いているのか分からなくなり、精神を摩耗させていく者達ばかりでした。

 

そんな中で、育人は3ヶ月で正社員に昇格するという快挙を成し遂げます。

正式に社員契約も済み、製作部の第4ラインに配属になりました。

その直後に、先にAphro I diteに入ってチーフデザイナーをしていた柳田の元へヘルプに行くことになり、腕試しの課題(デザイン修正)が与えられました。

 

試行錯誤の末に一つだけ自分の修正案が採用され喜ぶ育人でしたが、裏ではAphro I diteの正社員になれたり修正案が採用されたのは、柳田のコネだからというウワサが立ち始めていました。

 

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<コネだから認められている?>

デザイン事務所に限らず、どこの業界でもこういう嫉妬まじりの陰口はあるものです。

自分は評価されずに後から入って来た後輩が評価されたら、それは実力ではなくコネやごますりがあったからだと自分や周りに言い聞かせ、自分のプライドを守ろうとするのです。

嫌ですね。

 

しかもデザインというのは万人が良いと思えるものがあるわけじゃないし、センスや色使いやフォルムや組み合わせ方など数値化しにくいジャンルなので、与えられた評価が正当かどうか周りは納得しにくいものです。

つまり誤解を生みやすいということです。

 

嫉妬や憎悪から嫌がらせを実行したところで何も生み出せません。

評価された者に非協力的になったり邪魔をしたところで、自分の評価が上がるわけでもありません。

嫉妬に溺れてしまう厄介な人間は、職場の空気を悪くします。

嫉妬をエネルギーに変えて生産性のあることに向けられる人は別にいいですが、それが出来ない人は嫉妬なんかしても1ミリも得しません。

しかし絶対にどこにでもいる人種なのです。

 

一方、嫉妬される側の人間は目の前の問題に没頭していることも多いので、自分がうとまれたりやっかまれていることに気付かない者もいます。

しかし柳田は、早々に評価された新参者(つまり自分)は同僚や部下から受け入れられにくいことを分かっていました。

彼は自分の任された第3ラインがトップに立つというビジョンを部下に示します。

大きいことをあえて口に出すことで、スタッフをピリつかせ、意識を共有しようと企てたのです。

 

彼は分かっていたのです。

「コネや上司のお気に入りだから有能でなくても認められているんだ」という嫉妬や文句を言わせないためには、結局は結果で示し続けるしかないのだと。

 

トップデザイナーたちは皆、こういう壁を乗り越えてきたんですね。

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