【マンガ】『映像研には手を出すな!』5巻―音響スタジオを作ろう【2020年1月~アニメ化/5月映画化】
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『映像研には手を出すな!』大童澄瞳 / 小学館
⇧最新刊の5巻は、2020/1/30発売。
2020年1月5日からアニメ放送がスタートしました。
(NHK総合・毎週月曜午前0時10分~0時35分放送)
監督は湯浅政明さん。
メインの3人は伊藤沙莉さん、田村睦心さん、松岡美里さんが担当されています。
2020年4月5日からTVドラマがスタートします。
(MBS、全6話、TBSは4/7から放送)
2020年5月15日から実写映画化も予定されています。
メインの3人は、乃木坂46の齋藤飛鳥さん、山下美月さん、梅澤美波さんが担当されます。
順番に浅草みどり役、水崎ツバメ役、金森さやか役です。
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【マンガ】『映像研には手を出すな』5巻 / 音響スタジオを作ろう【2020年1月~アニメ化/初夏に映画化】
<1~4巻までの設定解説>
高校に入学しアニメ制作に挑戦したい、人見知りで気弱な主人公・浅草みどり。
お金儲けが大好きな、マネジメント能力に優れた現実主義者・金森さやか。
カリスマモデルなのにアニメーションを作りたいセレブ・水崎ツバメ。
彼女たち3人が出会い、アニメを作るための部活(映像研)を作るところから物語は始まります。
浅草は小さい頃から「設定」を考えるのが大好きでした。
彼女は、自分の頭の中で想像しているものこそが「最強の世界」だと信じています。
それを具現化することが彼女の行動原理であり、何よりもやりたいことでした。
彼女の趣味は探検です。
水崎はモデルをやりながらも、動きの細部までこだわったアニメーションを作ることに情熱を持っています。
昔から「人物」を描く練習もしていたので、画力はすでにかなり高いです。
その代わり、背景を描いたり設定を考えたことはありません。
金森は小さい頃からお金儲けが大好きで、徹底した合理性とマーケティング能力で大人たちを圧倒していました。
高校生になった今では、そのビジネスの才覚にさらに磨きをかけていこうと考えています。
3人が力を合わせることで、アニメ制作に必要な才能が集まったのです。
3巻では、音響部の百目鬼(どうめき)が仲間に加わりました。
彼女は廃部の危機にありながらも、一人で毎日ひらすら日常生活で発生する音を録音していました。
映像研と音響部が合併したことで、長年蓄積された音響資料は、浅草たちのアニメの効果音にも使えるようになりました。
⇩セコイア
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<5巻のあらすじ>
映像研の仲間に加わったものの、 4巻までの百目鬼の活躍はひっそりとしか描かれてきませんでした。
彼女はすでに多種多様でハイクオリティな「音」を持っていたので、浅草たちの技術の向上(作画での試行錯誤)を先に描く必要があったからです。
5巻では、いよいよ音響にもこだわったアニメ制作が始まります。
ある日の放課後、浅草と百目鬼は川に探検に出かけました。
彼女たちはザリガニ釣りやドングリ拾いをしている途中、大きい横穴を発見しました。
中に入って進んでいくと、穴を出た先の草むらの中に、ボロボロの時計塔を見つけました。
時計塔には鐘が付いており、百目鬼は鐘が鳴る音を録音しようとしますが、その瞬間に時計塔は壊れてしまいました。
鐘の音を録り逃がした百目鬼は悔しがり、何とかして時計塔を直せないものか金森に相談しました。
時計塔の所有者を調べてみたところ、それは書店経営している金森の知り合いのものでした。
とはいえ、直すお金も壊すお金もないので、時計塔は壊れたまま放置されるようです。
映像研の4人は、所有者に頼んで壊れた時計塔の中に入れてもらいました。
すると鐘は木製の広い板だと判明しました。
板は完全に割れていて直しようがありません。
浅草が「これはセコイアデンドロン(世界最大の木)では?」と口にしたことで、金森は金儲けのアイデアを思いつきます。
浅草と百目鬼は、「今や幻になってしまった時計塔の音をアニメで蘇らせよう」と考え、時計塔を題材とした作品をつくり始めました。
今回の作品では音は特に重要な要素なので、映像研の部室の地下に「録音スタジオ」を作ることにしました。
一方金森は、実際の時計塔を復活させるため、アニメの宣伝を積極的に展開し、大勢の集客を見込めるよう奔走します。
果たして、どんなアニメが出来上がるのでしょうか。
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<まとめ>
4巻で主人公・浅草のアニメ制作は、ひとつの達成(区切り)を迎えました。
5巻では彼女はサポート役に回り、音響にこだわった作品をつくります。
今回は音響担当の百目鬼が活躍します。
百目鬼もまた、浅草や水崎と同様にこだわりが強いです。
壊れてしまった鐘の板の音を再現するため、大きな木製の板を探し回ります。
彼女たちの作品のクオリティの高さは、彼女たちのこだわりと行動力に起因していることが分かります。
1巻から変わらず、ものづくりの根源的な楽しさ、面白さ、ワクワク感を味わえる漫画です。
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