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【マンガ】『逃亡者エリオ』―14世紀のスペインで生き残れ!

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『逃亡者エリオ』細川雅巳 / 秋田書店

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⇧1巻は2019/12/6発売

 

 

<14世紀のスペイン>

 この漫画の舞台は14世紀のスペインです。

正確には「カスティージャ王国」という名前ですが、イベリア半島の中央部にあるという点は同じです。(※カスティーリャとも表記)

 

「カスティーリャ 画像」の画像検索結果

 

当時のカスティージャ国内では、王位継承権争いや宗教の対立による争いが起きていました。

また、ヨーロッパ中に蔓延していたペストが流行していました。

つまり、死は人々の日常の一部として存在していました。

 

ちなみに、ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』も14世紀のヨーロッパ(イタリア)を舞台にした物語です。

『薔薇の名前』は殺人事件の起こるミステリーですが、当時の人々に「科学捜査」という概念はありません。

「指紋」や「アリバイ」といった言葉もありません。

人々は非日常なことが起きれば、すぐに奇蹟だの呪いだの言い出すので、証言から事実だけを抜き出すのにも探偵役は苦労します。

 

科学捜査がない時代は、冤罪が起こりやすいです。

確実な「やった証拠」「やっていない証拠」が見つからないからです。

殺人事件の犯人も、安易な印象や状況証拠で決まってしまいがちです。

つまり気に入らない奴がいれば、罠にハメるために、いくらでもでっち上げられるということです。

 

これから紹介する『逃亡者エリオ』の主役の二人も、冤罪で犯罪者扱いされてしまいます。

 

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<あらすじ>

 カスティージャ王国南東部のヘル・ドラード監獄内

そこでは「囚人同士を戦わせて、1000人殺せば外に出られる」という変なルールが設けられていました。

看守が仕事をサボるために作られた制度だそうです。

監獄から出たい者や、単純に人殺しを楽しみたい者は、このゲームに参加しました。

 

 主人公のエリオは、弟殺しの罪で15歳のときに入獄しました。

彼は弟を殺していなかったので、冤罪です。

外に出るために彼は殺し合いのゲームに参加し、3年後についに1000人目を倒すことに成功しました。

これは監獄が始まって200年以来、初めてのことでした。

ちなみに彼は相手を殴るだけで殺しはしていません。

 

一方、騎士の娘―ララ・レズモンドは、ヴノロ伯殺害の罪で警吏に捕縛されてしまいました。

殺害されたヴノロ伯に突き立てられたナイフに、レズモンド家の紋章が入っていたからです。

ララはそのナイフを見たこともありませんでしたが、警吏長のバルドには信じてもらえませんでした。

たとえ無実だったとしても、殺人の汚名を着せられた者の世間体は死んだと見なされます。

だから彼女はジタバタするのは諦めて、死刑を受け入れようとしました。

 

ララは4日間も手錠をかけられた状態で、街中を引き回されました。

疲れ果てた彼女は、やがて座り込んでしまいます。

街の人々は、そんな彼女に向かって石を投げつけてきました。

ララは誇り高く死んでいこうと考えていましたが、無実の罪で処刑されてしまう悲しみで泣いてしまいます。

そこへエリオが通りかかりました。

 

エリオはララに手を差し伸べました。

ララが本当に人殺しだとは思えなかったからです。

もちろん警吏隊たちは、エリオのそんな行動を認めようとしません。

彼らはエリオにいきなり斬りかかってきますが、エリオは反撃し、全員を殴り倒しました。

エリオは監獄で1000人の犯罪者たちを相手に戦い続けたため、圧倒的に強くなっていたのです。

 

エリオはララの手錠を壊し、二人の逃亡の旅が始まりました。

 

関連画像

 

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<まとめ>

 14世紀のスペインを舞台とした、王道の冒険少年漫画です。

主人公とヒロインは共に無実の罪を着せられて、国の警吏に追いかけられます。

同時に、王位継承権争いにも巻き込まれていくことになります。

 

 主人公のエリオは素手での格闘は強いですが、騎馬隊や甲冑を着た騎士にはさすがに敵わないでしょう。

今後どうやって戦っていくのか楽しみです。

 

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