【マンガ】『スキップとローファー』―田舎娘が元気をくれる【このマンガがすごい2020・第7位】
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『スキップとローファー』高松美咲 / 講談社
⇧1巻は2019年1月23日発売。
最新刊の2巻は、2019年7月23日に出ました。
『このマンガがすごい!2020』オトコ編で第7位を獲得しました。
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【マンガ】『スキップとローファー』―田舎娘が元気をくれる【このマンガがすごい2020・第7位】
<元気になれる漫画>
世の中には、面白いけど「ジャンル分け」や「魅力の説明」が難しい作品があります。
この漫画がまさにそうです。
「恋愛もの」や「学園青春もの」と言えなくもないですが、それでは全然本質が説明できていない気もします。
一言でいうなら「読むと元気になれる漫画」です。
この漫画では、普通の高校生たちの日常が描かれています。
特別な事は何もしていません。
それなのに抜群に面白いのは、主人公のキャラクター性によります。
「田舎から引っ越してきて都会のことをほとんど知らない」という側面は主人公の特徴の一つですが、何より面白いのは、勉強が得意がゆえに他の全てのことに対しても自信を持っているという点です。
実際は抜けている部分も多々あるのですが、主人公の自己認識と現実とのギャップが面白さを生み出しています。
主人公の一生懸命さや誠実さが、周囲の同級生たちの固まった気持ちをときほぐし、読者の心を元気づけてくれます。
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<あらすじ>
主人公の岩倉美津未(15歳)は、中学までは石川県の田舎で暮らしていました。
彼女は勉強ができたため、高校からは東京にある進学校に行くことになりました。
高校へは下宿先の叔父の家から通います。
美津未には夢がありました。
高校で学力に磨きをかけ、T大学の法学部に入り、主席で卒業後は総務省に入省し、キャリアを積んで過疎対策に大きく貢献し、定年後は地元に戻り市長を務め、官僚時代のノウハウを活かして財政を大幅に改善するというものです。
つまり彼女は、自分のことを小さな田舎町に奇蹟的に生まれた神童だと思っていたのです。
自信に満ちあふれた高校生活初日。
美津未は未体験の満員電車にとまどい、気分が悪くなって休憩していたら、道に迷ってしまいました。
彼女は主席合格していたので、入学式では新入生代表で宣誓をすることになっていました。
生真面目な彼女は、入学式に遅刻することに恐怖を覚えます。
彼女に期待をかけている家族にどう説明するかまで想像し、絶望的な気分になりました。
その時、困っている美津未の側を、同じ制服を着た志摩聡介が通りがかりました。
彼も遅刻組だったのです。
美津未は道に迷っていることを伝え、彼と一緒に急いで学校に向かいました。
校長の話が長引いていたことが幸いし、何とか彼女のスピーチには間に合いました。
堂々としたスピーチを完遂したのもつかの間、緊張が解けた美津未は再び気分が悪くなり、担任の先生に向かって吐いてしまいました。
これにより、「スピーチがカッコ良かった人」ではなく「吐いた人」というイメージを全員に持たれてしまいます。
入学式が終わって教室に入っても、誰も美津未に話しかけてきません。
スピーチをきっかけに友達ができるという思惑が、完全に外れたわけです。
そんな中、同じクラスになった聡介だけは彼女に話しかけてきました。
遅刻しないために必死に走る彼女のキャラクターに興味を持ったのです。
その後、イケメンの聡介と友達になりたい女子たちは、手のひらを返したように美津未と友達になろうとしてきました。
そういった腹黒い女子たちの思惑に気づかない美津未は、田舎時代のノリで、どんどん友達の輪を広げていこうとします。
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<まとめ>
東京の進学校にやって来た田舎出身の少女が、一生懸命さと誠実さで周囲の人間を元気にしていく物語です。
美津未は勉強はできますが、コミュニケーションスキルは低めです。
そのため最初はみくびられがちですが、彼女の素直な言動に触れていく内に、誰もが彼女を好きになっていきます。
これほど自然にあったかい気持ちになれる漫画は、なかなかありません。
すごくいい漫画です。
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