【マンガ】『青のオーケストラ』1-6巻―高校オーケストラ部の青春
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『青のオーケストラ』阿久井真 / 小学館
⇧1巻は2017年7月発売。
最新刊の6巻は2019年8月8日に発売されました。
<オーケストラ漫画>
オーケストラや吹奏楽を題材とした漫画は、『のだめカンタービレ』をはじめ、『放課後ウインド・オーケストラ』や『SOUL CATCHER(S)』などけっこうあります。
(※オーケストラと吹奏楽の違いは、弦楽器があるかどうかです。)
この『青のオーケストラ』も題名の通り、オーケストラを題材とした漫画です。
主人公の担当楽器は、『のだめ』はピアノ、『放課後ウインド・オーケストラ』はトランペット、『SOUL CATCHER(S)』は指揮者ですが、
『青のオーケストラ』ではヴァイオリンが描かれます。
◆『のだめカンタービレ』二ノ宮知子 / 講談社 / 全25巻
◆『放課後ウインド・オーケストラ』宇佐悠一郎 / 集英社 / 全4巻
◆『SOUL CATCHER(S)』神海英雄 / 集英社 / 全11巻
オーケストラで使用される楽器には、弦楽器、管楽器、打楽器があります。
オーケストラの演奏を取りまとめる役であるコンサートマスターは、主旋律を担当する第1ヴァイオリンの首席奏者が担当します。
この漫画では主人公がライバルと切磋琢磨しながらコンサートマスターを目指します。
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<あらすじ>
主人公は幼少期からヴァイオリンの天才といわれていた青野一(はじめ)。
彼は現在中学3年生です。
1年前、プロのヴァイオリニストである父が不倫疑惑で母と離婚し家を出ていってから、青野はヴァイオリンを弾くのを辞めてしまいました。
ヴァイオリンを弾こうとすると父の姿が思い浮かんできて、不快な気分になるからです。ヴァイオリンの音を聞かせてしまうと母に父のことを思い出させてしまうかもしれないという配慮もありました。
小さい頃からヴァイオリン一筋で生きてきた彼にとって、ヴァイオリン以外にやりたいことは特にありませんでした。
そんな彼も、進路指導で志望校の高校を早く決めるよう言われます。
ヴァイオリンの練習に熱心だったため彼の成績は悪く、運動神経も悪く、選択肢はあまり多くありません。
とはいえ、彼には音楽の道に進むつもりはありません。
そのとき、保健室からヴァイオリンの音が聞こえてきました。
青野は、この学校で自分以外に誰が弾いているのか気になります。
後日、体育の授業でボールが顔面に当たって保健室で休んで(寝て)いたとき、再びヴァイオリンの演奏が聞こえてきました。
目を覚ました彼の目の前にいたのは、別のクラスの同級生・秋音律子でした。
青野から見れば秋音の演奏はひどいものだったのでケンカになりましたが、仲裁に入った教師の提案で、青野は秋音にヴァイオリンを教えることになりました。
秋音は成績が良かったので青野に勉強を教え、代わりに青野は秋音にヴァイオリンの指導をしていきます。
実は秋音はクラスでいじめのターゲットになっており、教室に行きたくないから保健室に登校して勉強し、ヴァイオリンも保健室で弾いていたのでした。
彼女の夢は、彼女の前にいじめのターゲットになっていた親友と高校でオーケストラ部に入って一緒に演奏することです。
最初は渋々教えていた青野でしたが、いじめのターゲットになっていることは過去のことにしてもう振り返らず、ただひたすら未来だけを見据えている秋音の姿を羨ましく思い、徐々にヴァイオリンと向き合うことができるようになっていきます。
そして担任の教師の提案で、オーケストラ部がある高校(秋音と同じ志望校)に行くことになりました。
無事に高校に合格できた二人はオーケストラ部に入ります。
青野の入学した学校は生徒数も多く、オーケストラ部だけでも142人の部員数を誇ります。
そのオーケストラ部はコンクールで全国1位の成績を8年連続で獲得しています。
入部希望者もかなりの人数です。
果たして青野と秋音はオーディションを勝ち抜いて、舞台で演奏できるメンバーに入ることができるのでしょうか?
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<まとめ>
文科系の部活はスポーツ漫画のような「ザ・少年漫画感」を表現しにくいものですが、オーケストラという題材は人数の多い体育会系そのものです。
部活のメンバーはライバル(レギュラーは定員制)であり、仲間でもあります。
競争相手がいて、明確な優劣(座席のポジション、コンクールの成績)がつけられます。
努力・友情・勝利。ストレートな王道少年漫画です。
絵は上手いし、演奏シーンは迫力があります。
ストレートな青春ものを読みたい方におすすめです。
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