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【マンガ】『全能のノア』全3巻―文句なしの最高のSFマンガ!

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『全能のノア』小野洋一郎  / 新潮社

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キレがあってスタイリッシュ。

スピード感もあって絵が上手い。

見事なストーリー構成とテーマの融合。

キャラクターの豊富さと設定の美しさ。

あらゆる点で満点の、最高のSFマンガ。

ここまで綺麗にまとまっていることは、連載マンガにおいて奇蹟に近い。

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 2038年。東京都心で100万人の同時多発記憶障害が起きた。

原因不明で治療方法も確立できない。

感染症の可能性を考慮して、彼らは東京の地下都市に収容された。

言葉以外の全ての記憶が無くなった彼らは、性別年齢は違えど同じ学校施設で教育を受ける毎日を送っていた。

ある日その地下都市に侵入され、爆破テロが実行される。

 テロリストは警察に追われる途中で、主人公の王生ノアと出会う。

テロリストは「王生ノアこそが2年前の同時記憶障害事件の真犯人である」ことを告げる。ノアが「特殊な電磁波が降り注いで脳細胞にダメージを与える記憶を奪う爆弾」を作ったというのだ。

しかしノア本人は記憶が失われているので、その製作方法や治療法は分からない。

 

ノアはなぜそんな爆弾を作ったのか。

はたして皆は記憶を取り戻せるのか。

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 3巻のラストで衝撃の事実が明かされます。

最後のページの切ないこと。

 

人は記憶を失った方が幸せに生きられるのではないか。

壮大な実験だったわけですが、他人の記憶を制御できるというのはとてつもなく強大な権力と同じなんですね。

 

3巻で完結してしまったのは寂しいですが

無駄のない構成で、最高に満足しています。

 

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