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【マンガ】『永世乙女の戦い方』1巻―女流棋士の日常

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『永世乙女の戦い方』くずしろ / 小学館

⇧2019年9月30日発売。

 

<女流棋士について>

 「女流棋士」をご存じでしょうか。

対局したり指導したりしてお金をもらうという点ではプロですが、

いわゆる将棋の「棋士」とは別物です。

 

「棋士」で有名なのが、羽生善治さんや藤井聡太さんです。

 彼らは皆、奨励会の三段リーグを突破して、四段になったときから「プロ」を名乗れます。

奨励会に所属している女性もいますが、未だかつて女性で三段リーグを突破できた者はいません。

 奨励会は26歳までに四段になれなければ、退会しなければなりません。

その後にもプロになる道は残されていますが、さらにハードルが高くなっています。

 

一方、女流棋士になるには、「棋士」ほど難しくはありません。

 基本的にはプロ棋士や女流棋士に師匠になってもらって推薦をもらい、申請を出して承認されれば女流棋士2級として登録されます。

他には、研修会でB2クラスに昇格するか、アマチュア枠のある女流棋戦で規定の成績を上げれば女流2級になれます。

女流2級になれば「プロ」です。

棋士と比較すれば易しい条件かもしれませんが、もちろん成績不振で降級点が3つつくと引退しなければならないという厳しい世界でもあります。

 

女流棋士が「棋士」よりもなりやすいのは、四段以上の女性棋士が誰もいないからです。

プロ棋士の仕事には、対局の他に「将棋の普及」があります。

とはいえ、男性だけしかいない「棋士」の世界に、女性はなかなか興味を持てません。

そこで女性棋士が活躍できる場を作れば、一般の女性でも将棋に興味を持ってもらえるのではないかと日本将棋連盟は考えたのです。

 

 この漫画では、そんな新人女流棋士たちの姿が描かれています。

 

 関連画像

 

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<あらすじ>

主人公は高校2年の早乙女香。

女流棋士の初段です。

 彼女は高校に通いながら、棋戦にも参加しています。

いつも将棋のことを考えているので遅刻の常習犯になっていますし、放課後の友達との約束も将棋のためなら平気でドタキャンします。

 

香が将棋を始めたきっかけは、小さい頃に天野香織に教えてもらったことです。

それ以来、香は将棋の楽しさに目覚めました。

天野は現在、女流棋士の七大タイトルを全て持っている女流最強棋士です。

彼女は香に「再戦したければ女流棋士になって、私をつかまえてみて」と言いました。

その約束を胸に、香は毎日将棋を勉強して女流棋士になったのでした。

 

将棋を指し続けてきて腕に覚えのある者ならば、奨励会に入ってプロになることを目指すことが多いです。

しかし香は天野との約束の方が大事だったので、奨励会に入ることなく、まっすぐ女流棋士を目指しました。

香はまだ初段なので、天野との再戦の日は遠いです。

 

 

一方もう一人の主人公・支倉は、27歳のOLです。

彼女は出版社に勤めており、将棋雑誌も発行していましたが、将棋には一切興味がありませんでした。

ある日、支倉は上司から将棋の知識の無さを叱責され、自社主催の棋戦を見学に行くよう指示されます。

観戦に全然乗り気ではなかった彼女でしたが、実際の女流棋士たちの対局を目にして、その迫力に圧倒されました。

 

 支倉が一番目を奪われた女流棋士が香でした。

支倉は対局後に香に声をかけ、二人は知り合います。

それから支倉は将棋に興味を持ち始め、上司と将棋道場に行ってみることにしました。

 

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<まとめ>

 女流棋士の日常を描いた漫画です。

他の将棋漫画のように、ガッツリと棋戦の様子が描かれているわけではありません。

 2巻以降はそういうことも描かれていくのかもしれませんが、まずは女流棋士の世界を読者に見せようとする構成になっています。

 

 棋士であろうと女流棋士であろうと、四六時中将棋と向き合っている生活は変わりません。

若い頃に将棋に専念できないならば、強くなれないということです。

 厳しい世界ですね。

 

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