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【小説・ミステリー】『魔眼の匣の殺人』―クローズド・サークル×未来予知

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『魔眼の匣の殺人』今村昌弘 / 東京創元社

 ⇧2019年2月20日発売。

 

<前情報>

『このミステリーがすごい!2018』で1位を獲得し、漫画化・映画化もされた『屍人荘の殺人』シリーズの第二弾です。

『魔眼の匣』はまだバードカバー版しかありませんが、『屍人荘の殺人』9月11日に文庫化が予定されています。

 

 文庫版は⇩の画像をクリックするとAmazonに飛べます。

⇧「密室殺人×陸の孤島(クローズド・サークル)」という王道ミステリーパターンに「ゾンビもの」を加えた、ノンストップサスペンスです。

主人公・葉村が所属する大学のミステリー愛好会のメンバーが、他のサークルメンバーたちと一緒に紫湛荘へ夏合宿にやって来て、そこで未曽有の惨劇が起こります。

 

 

映画『屍人荘の殺人』は2019年12月13日から公開されます。

主演は神木隆之介さん、浜辺美波さん、中村倫也さん。

 

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ちなみに漫画は「少年ジャンプ+」に連載されています。

8月に第3話の後編が公開になりました。

コミックはまだ出ていません。

おそらく映画公開と合わせた形で、1巻が11月か12月に発売されると思われます。

 

 

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<あらすじ>

 主人公は神紅大学ミステリ愛好会の会長となった葉村譲(『屍人荘の殺人』と同じ)

彼は、先日の紫湛荘での惨劇(『屍人荘の殺人』)の黒幕組織である班目機関について調べていました。

班目機関とは、潤沢な資金の下いくつもの科学研究をやっていたとされるグループのことです。

 

ミステリー愛好会会員で抜群の推理力を誇る剣崎比留子もまた、別ルートで班目機関について調べていました。

彼女が雇った探偵からの調査報告書には、班目機関のいくつかの研究所について書かれており、そのうちの一つの場所が判明しました。

そこでは各地から人が集められ、超能力実験が行われていたそうです。

 

 葉村と剣崎は、班目機関の調査のために当該施設を訪ねました。

そこは山奥にあり、研究所(魔眼の匣)の付近にある村には人間が一人もいませんでした。

しかし生活感は残っており、最近になって全ての人が一斉にいなくなった様子です。

研究所に到着するまでの間に、バスの中で高校生の男女と出会い、村で人を捜索中にバイクのガス欠で動けなくなった青年と元住人の女と車のガソリンが足りなくなった親子と合流しました。(合計8人)

携帯も通じないので、電話を貸してもらうために全員で研究所に向かいます。

 

研究所にはオカルト雑誌の記者が一人先着していて、他には村から予言者と恐れられているサキミとその世話役一人が暮らしていました。

 サキミは葉村たち全員に向けて予言をします。

それは「あと2日の間に、ここで男女2人ずつ計4人死ぬ」というものです。

 サキミの予言はこれまで一度も外したことがありません。

にわかに信じられない葉村たちでしたが、元住人の女だけはその予言を恐れます。

サキミの予言の的中率を昔から知っていたからです。

村人たちも同様で、その予言を聞いてからは被害を恐れて村から一時的に避難していたのです。(だから村は空っぽだった)

 

そうこうしている内に研究所と村をつなぐ吊り橋が燃やして壊されてしまい、葉村たちは研究所だけが存在する山中に閉じ込められてしまいます。

その後、予言通りに一人また一人と次々に死人が出ていきます。

そのうちのいくつかは、入念な準備をして仕掛けられたトリックが介在する余地がないものでした。つまり偶然にも不幸が訪れたとしか言えないものです。

 

当初は予言が非科学的だと信じなかったメンバーたちも、サキミの予言の信憑性を認めざるを得なくなっていきます。

 

果たして、本当に4人死んでしまうのでしょうか。

予知にトリックはないのでしょうか。

何のために殺害が行われているのでしょうか。

 

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 <まとめ>

 『屍人荘の殺人』は「クローズド・サークル×ゾンビもの」という組み合わせでしたが、『魔眼の匣の殺人』は「クローズド・サークル×未来予知」です。

 

普通、予知というものは当たるかどうか不明瞭です。

だから予言があったとしても信じるのは一部の人間だけであって、暴動のような集団的行動が引き起こされることはありません。

しかし100%当たる災害系・不幸系の予知が公表されたとしたら、人はどう行動するでしょうか?

 被害に合わないようにその地域を離れるというのが一般的でしょうが、その予知を利用して利益を上げたり、誰かをターゲットにして陥れることも可能です。

『魔眼の匣の殺人』では予知を利用した殺人が行われます。

予知の悪用方法がこれでもかというほど登場します。

実に嫌らしいトリックです。(誉めてます)

 

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