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【マンガ】『創世のタイガ』1-4巻―VS ネアンデルタール人!

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『創世のタイガ』森恒二 / 講談社

⇧1巻は2017年8月発売。

 最新刊の5巻は2019年5月に発売されました。

 

 

<タイムスリップもの>

過去にタイムスリップする作品は数多くあります。

エンターテイメントは人と人の争い(あるいは関り)を見せるものなので、「過去」といっても人間がいる時代のどこかが舞台に選ばれることがほとんどです。

ただ、人間がいるだけではダメです。

縄文時代の人類と現代社会の人類が出会ったところで会話できませんし、文化や価値観が違い過ぎていて理解し合えないでしょう。

タイムスリップしたあと、現地の人と意思疎通できないと面白くありません。

舞台が戦国時代や江戸時代が多いのはそのためです。

(話や文化がある程度理解し合える)

 

恐竜が生きていたような太古の世界にタイムスリップするものもあります。

そういう作品は「人類 VS 自然」というサバイバルものになることが多いです。

そしてある程度生活が安定すると、現代人同士の争いが発生します。

つまり人間がいない時代にタイムスリップすると、起こる出来事がワンパターンになりがちだということです。

 

よって人類のいない大昔にタイムスリップした場合、ワンパターン化を避けるために、

主人公たちとは別の勢力の人間たちを登場させる必要があります。

その勢力をどういうものにするかは作者のアイデア次第です。

そこが作品の個性、魅力になります。

 

 この漫画では、恐竜が滅びて大型の哺乳類(マンモスなど)が繁栄していた時代にタイムスリップします。

そういった動物たちが敵なのかと思いきや、ネアンデルタール人まで登場します。

つまり彼らが主人公たちとは別の勢力になります。

ありそうで無かった設定です。

 

⇩ネアンデルタール人のイメージ

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<あらすじ>

 主人公は大学4年生のタイガ。

大学の人類学のゼミ仲間と、卒業旅行にオーストラリアまでやって来ました。

メンバー構成は男4人と女3人です。

彼らは散歩途中に、大きな洞窟を発見しました。

探検がてら中に入ってみると、奥で大昔の様子を描いた壁画を見つけます。

すると洞窟の天井が崩れ始めました。

彼らは急いで脱出を試みますが、崩落によって入口が塞がれてしまいます。

仕方なく洞窟の奥に進み、別の出口を探すことにしました。

 

なんとか出口を発見して洞窟から出てみれば、目の前には洞窟に入る前にいた場所とは似ても似つかない風景が広がっていました。

つまり見渡す限り、鬱蒼とした森しかなかったのです。

突如、動物の気配がしたのでそちらに目をやると、見たこともない異形の大型動物が森の木を食べていました。

 

メンバーの一人が古生物に詳しく、彼はその異形の動物をカリコテリウムだと推測しました。カリコテリウムは更新世(100万年前)の生物です。

つまりタイガたちは、太古の世界にタイムスリップしてしまったというわけです。

まだ何かのドッキリなのではないかと半信半疑の者もいましたが、しばらく周辺を散策して何頭ものマンモスを見つけた時、全員が「これは現実なんだ」と認識しました。

 

タイガたちは夜になって大型動物に襲われないように、急いで寝床となる場所を設営することにしました。

安全な基地を作らないと安心して眠ることができないからです。

 

その後、食糧確保のために周囲を探索していく中で、様々な大型動物たちを発見します。

そして動物の種類から見て、現在地はどうやら北アフリカから中東の間のどこかであり、時代は1万年前くらいだと推測されました。

つまり人類がいた時代です。

 

その後、タイガたちは本当にネアンデルタール人と出くわします。

彼らは現生人類(ホモサピエンス)と戦っていたのです。

 行きがかり上、タイガはホモサピエンスの方を助ける形になってしまい、ネアンデルタール人勢力と敵対するハメになっていきます。

 

果たしてタイガたちは戦争で生き残れるのでしょうか。

また、元の世界に戻れるのでしょうか。

 

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 <まとめ>

恐竜が滅んだあとの世界は、大型の哺乳類が最強の地位を獲得していたようです。

マンモスに始まり、クマやウマの先祖や「もののけ姫」のモロのような大型の狼などです。 

やがて来る氷河期で彼らは省エネのために小型化していくわけですが、それまでは地上の支配者だったのです。

 

そんな時期から人類は誕生していたと言われています。(1万年前)

よく生き残れたものです。

この漫画では、彼らの狩りの仕方や夜の野営テクニックなど、サバイバルに役立つ知識が多く描かれています。

 

2巻以降、仲間とはぐれたタイガは、助けたホモサピエンスの女と旅をすることになります。

言葉はほとんど通じません。

身振り手振りだけでお互いの言わんとしているニュアンスを伝え合って、徐々に理解していく展開は非常に面白いです。

読者もホモサピエンスの言っている事がなんとなくしか分からないように描かれています。(タイガの困惑具合に共感できるように)

巻末のホモサピエンス語の紹介ページで、答え合わせが出来るようになっています。

よくできた構成です。

 

タイムスリップ前はぼんやりしていたタイガが、太古の世界に来て徐々に闘争本能を開花させていく様子も面白いです。

この後の展開が全く読めない漫画です。

 

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