【マンガ】『ランウェイで笑って』(7巻)ー決戦前夜が一番クリエイティブ
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『ランウェイで笑って』猪ノ谷言葉 / 講談社
ファッションに正解はない。
だからその優劣をつけるからには明確な説得力が必要です。
Aという服とBという服を比べた場合、明確にこちらの方が良いと言える基準は何なのかを読者にきちんと説明できなくてはなりません。
友達と話しているときのように「え~っと、まあ何となくこっちの方がいい」では
読者は納得しないし、このマンガをもう読もうと思わなくなるでしょう。
マンガでそれを表現するには、著者のセンスがモロに問われます。
めちゃくちゃハードルの高い仕事です。
この題材を選択した著者の覚悟にまず拍手したい。
ようやく主人公・育人がデザイナーとして人生で初めてファッションショーに出ることになりました。モデルを依頼していた千雪も直前でチーム解散することになり、多くのライバル達とたった独りで闘うことになります。
一人でやっていく方法はこれまでの現場で学んできた。
あとはデザインのアイデアとその具現化、試行錯誤のブラッシュアップ。
本番の日はどんどん近づく。
皆の熱量が上がり、服(作品)は完成を目指し、時間ギリギリまで調整が行われる。
そしていよいよショーが開幕する。
どんなことでもそうですが、本番前が一番ワクワクして、頭も一番フル回転してて楽しいと感じますよね。文化祭直前の準備のようなチームの一体感、緊張感がいいですね。
やっと少年マンガっぽくなってきました。
やっぱり少年誌に掲載してあるからには、ライバル達とバトルしてほしいものです。
(バトルといっても殴り合うのではなく、ファッションで競うということ。)
競い合うことがすべてじゃないけれど、エンターテイメントは競い合っているから面白いんだと思います。
次巻は2か月後に発売予定。(早い!)
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