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【新書】『日中食品汚染』―何を食べたらいいの?

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『日中食品汚染』高橋五郎 / 文藝春秋

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食料の6割を輸入に頼る日本。

そのうち14%が中国産らしいです。

(個人的にはもっと輸入してそうなイメージでした。)

 

ニュースで流れる情報から、中国産の食品には何が混入しているか分からないから怖いと思い、同じ値段なら中国産じゃないものを買うクセが付いています。

なぜ中国産にはこんなに人体に害のあるものが混ざってしまっているのか。

 

それは中国の農民の悪意によるものではなく、無知ややる気の無さ、諦念(自分の人生なんてこんなもの)、嫌々やっている仕事、その土地は国のものであって自分のものではないという事実による責任感の欠如、倫理観や使命感や社会貢献という意識の無さ。

・・・が原因だと著者は述べています。

共産主義の弊害がこんなところにも。

確かに自分が今、耕している土地や作物が国のものであり自分のものでないのなら愛着が湧きにくいことに納得がいきます。国に言われてやらされているのなら、自発的な責任感や倫理観は醸成されにくいことも理解できます。

「どうせ自分たちが食べるわけじゃないんだから適当でいいか」と思ってしまうのも仕方ないことなのかもしれません。

 

輸入検査項目も、金や手間がかかりすぎるという理由で、統計学的には不十分なサンプル数しか実施していないのが現実なんだそうです。まじかよ。

消費者側の対策としては、インスタントや加工食品は買わず、家で食事を作ることだそうです。

 

今や食品表示を見ても、残留農薬や重金属、添加物の危険性は素人では追跡できません。よって危なそうなのは買わないにこしたことはないということ。

商品の売上げに貢献しなければ、その店でその商品はいずれ販売しなくなります。

(置いていても売れなきゃ利益にならないから、今度から仕入れなくなる。)

高い食品は、安全性も含めて買っているんだと考えることが大事ですね。

 

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