【マンガ】『魔神冒険譚ランプ・ランプ』(全3巻)―美麗絵師・小畑健初期の名作
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『魔神冒険譚 ランプ・ランプ』小畑健・泉藤進/ 集英社
小畑健氏は『ヒカルの碁』、『DEATH NOTE』、『バクマン』などの大ヒットを飛ばしておられる有名マンガ家ですが、その最大の特徴は絵が超絶に上手くて綺麗で美しいことです。
その画力の高さは初期の頃から突出していました。
そもそもデビュー時に編集者から10年に1人の逸材と言わしめたほど。
デビュー作は『サイボーグじいちゃんG』ですが、ギャグマンガで一人で描いておられました。次作の『魔神冒険譚』から現在のスタイル(原作と作画担当を分けて、作画担当に専念する)になりました。
1話からすでに最高レベルに絵が上手いのですが、3巻まで進むとさらに上手くなっていることが比較してみると分かります。著者は当時20代前半。まだまだ伸びしろがあったということですね。もうこの段階で上手すぎて怖い。
ストーリーとしてはシンプルな勧善懲悪モノです。
人間界が魔神に支配された世界で、主人公・ランプが悪の魔神を倒すというもの。
ラスボスのドグラマグラは、『るろうに剣心』の不二のモデル(仮面を取ったあとver)として有名ですね。ほんとにそっくりで、和月伸宏氏は志々雄編を描いていたときは忙しくて切羽詰まっていたことが窺えます。まあご本人も創作秘話で小畑氏に謝っていましたが。
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