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【マンガ】『ドラゴンボール』(23巻)—ギニュー特戦隊と東海オンエア

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紙の本も読みなよ / A-key-Hit

『ドラゴンボール』鳥山明 / 集英社

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最近、愛知のYou Tuber・東海オンエアの動画を観るのにハマっています。

6人が色違いのオーダーメイドスーツを着ている動画を観たとき、ギニュー特戦隊を思い出しました。

メンバーの人数は違いますが、どちらも個性があって楽しく変なグループですよね。

 

久々に『ドラゴンボール』を読み返してみました。(ギニュー特戦隊のところのみ)

「呼吸を止めている間は時間を止めていられて自分だけは動ける」というグルドの能力って実は最強なんじゃ・・・?

運動しながらでも人間はその気になれば10秒以上は余裕で呼吸を止めていられますから、グルドはディオのスタンド「ザ・ワールド」よりも強いことになります。

彼の肉体的ひ弱さが惜しまれます。

 

そして今更ながら衝撃の事実に気が付きました。

ギニュー特戦隊の名前は全員乳製品で固められていたことに!

ヨーグルトもクリームもバターも全部牛乳から出来ている!

(ジースは何なのか分かりませんが)

今までなぜ気付かなかったのか。自分の頭の鈍さに驚きです。

 

「ドラゴンボール」は他のジャンプ作品と比べて、1話のページ数が少ないことで有名?ですが、今読んでもそんなに少なく感じないのが不思議です。

(大体1話20ページ前後が基本の週刊少年ジャンプですが、ドラゴンボールは1話14ページが基本です。最初はコメディっぽいノリで始めたからでしょうか?それがフリーザ編とかまで継続されていると。ジャンプはギャグマンガは若干1話のページ数が少なくなる傾向にあります。)

 

けっこう戦闘シーンが多いので大ゴマを使うからさらにあっという間に読み終わりそうなイメージなのですが、そんな読後感にならないのです。

1コマの情報量が多いからでしょうか?(そこまで今と差はないように思えます。)

今のマンガよりもコマとコマの間の描写が適度に省略されているから、読者の体感的な1話の密度が高くなるのではないかと推測しました。

 

ベジータがリクームに吹っ飛ばされるシーンでも、ベジータが岩に手をついて体勢を変えて別の壁を利用して反転、次にリクームのいた場所まで戻って反撃。

この間3コマしか使われていないのに読者は不自然さを微塵も感じないほどすんなり展開を理解できる構成になっています。

これが今のマンガだと、間に吹っ飛ばされた先の岩だけのコマだったり、反転時の表情のコマだったりが挟まって、1~2ページ弱使われるはずです。(5~8コマくらい?)

 

つまり鳥山明大先生は、省略がメチャクチャ上手いのだということです。

超一流の技術とセンスが要求される芸当ですが、これが14ページでも物足りなさを感じさせない秘密だと素人ながら分析しました。

読者に行間(コマ間)を読ませるというやり方ですね。

 

逆に今のマンガが細かく描写しすぎなのでは?とも思います。

しかし、適度な省略というのは技術も勇気も要ります。

そういう意味でも「ドラゴンボール」は芸術的なんですね。

 

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