【小説・ミステリー】『ホッグ連続殺人』―ある意味究極のトリック
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『ホッグ連続殺人』ウィリアム・L・デアンドリア / 訳:真崎義博 / 早川書房
38年前に発表されました。
本当の標的をカムフラージュするために連続殺人を行うのは、今となってはミステリーではよくある手法だが、この小説のトリックはその究極形と言えます。
ちょっとだけ真似るというのも不可能。
唯一無二であり、最強のトリックです。
誰かがいつかは思いつくアイデアですが、これはもう早いもの勝ち。
書いてしまえば歴史に残るトリックになる。
似たようなことをしようものなら確実にパクりになってしまうトリックだから。
ホッグとは何のことか、読み終えたときにタイトルの上手さに驚く。
キャラクターも立っていて面白い。
ケチで女好きな教授が探偵役です。
著者に騙されて「おお!すごい!」と唸らされる体験は、ミステリーを読めば読むほど無くなっていきます。当然のことながら。
しかし、この本は誰が読んでもその体験が出来ます。
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