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【小説・ミステリー】『日本核武装』―世界からナメられないために

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『日本核武装』高嶋哲夫 / 幻冬舎

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文庫化を待っていたのですが、ついに出ました。(2018年4月)

米朝首脳会談を通過したばかりで、めちゃくちゃタイムリーに出版されましたね。

たまたまなのか、販売戦略なのか。

後者ならすごいですが。

 

ジャンルはミステリーにしましたが、広義で当てはまる程度。

インテリジェンス、軍事、サスペンスに近い。

上巻では北朝鮮と中国がきな臭い動きをしているだけでしたが、

下巻の怒涛の展開はめちゃくちゃ面白い。

核爆弾を作って、日本の首相、アメリカの大統領、、中国の国家主席に現物を見せて、日本もその気になれば核武装できるんだぜという意志を示す。

フィクションとはいえ、これくらいやらないと世界からナメられ過ぎているという現状を読者に教えてくれます。

核に関する条約の数々も、核保有国たちの欺瞞に過ぎないのだと。

 

ずっと言われていることですが、日本の外交は弱い。下手すぎる。

政治家がアメリカのご機嫌を伺いつつ、政権を維持し、次の選挙に勝つことしか考えていないから。

馬鹿の一つ覚えのように「戦争反対」としか叫ばない一般大衆から票をゲット出来ないから、国防のことにはできるだけ触れずに、問題は先延ばしにし、安全はアメリカが保証してくれると盲目的に(なるように自己洗脳して)信じている。

いざ、有事の際には右往左往してロクな決断ができない。

 

命賭けで最前線で中国と対峙している自衛隊員たち。

日々神経を擦り減らしながら刻々と変化する情勢を分析し、各国の有力者と交渉して危機をなんとか未然に防ごうと奮闘する防衛省の技官たち。

彼らの仕事ぶりは素晴らしい。

彼らの働きぶり、覚悟と同じだけの、いやそれ以上のものを持って日本の政治家たちは仕事をしてほしいものです。(無理かな)

 

中国やロシアは放っておくと他国の領土を侵略していく・・という動きがデフォルトになっている。「恥」だの「倫理観」だの「正当性」だのは持ち合わせていない。

奪い取って既成事実化してしまえばそれが正義であり、正当であるといずれ時間が証明してしまうことを分かっているから。

彼らの触手を止めるためには、日本はナメられてちゃいけない。

 

政治家たちは、誇りと責任をもって国を守ってほしい。

いや、マジで。

ホントに頼みます。

 

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