【マンガ】『猫瞽女 ネコゴゼ』(1-2巻)ー晴眼(めあき)は鼻先にある道理が見えちゃいねえ
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『猫瞽女 ネコゴゼ』宇河弘樹 / 少年画報社
1950年代。
ソ連に占領された日本という架空の設定の世界観。
盲目の女芸者・夜梅と少女行者・鶯が旅をする。
共産主義化を目論む勢力と戦いながら。
非常に面白い設定だが、著者の描きたいことが詰め込まれ過ぎていて、若干カオス気味になっている感がなくもない。(中学生でも果たして付いて来られるのか怪しい。)
『朝霧の巫女』の序盤では、まだ作画が覚束ない点が散見されましたが、後半からは完全に独自の絵柄を確立。
このマンガに至っては、カッコイイとカワイイを両立させるという奇跡の絵柄・ペンタッチを会得されたようです。すごい!
設定や作画も注目ポイントですが、一番はセリフまわしです。
一つ一つが決め台詞かと思うくらいにカッコイイ。
語彙の豊富さ以上に、一つ一つの言葉選びにこだわっておられる。
著者のセンスもあるのでしょうが、めちゃくちゃ勉強家でもあることが窺えます。
全4巻で去年完結。
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