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【小説・経済】『銭の戦争』――読むと投資がしたくなる

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『銭の戦争』(全10巻) 波多野聖 / 角川春樹事務所

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相場師の話。

現代において、株やFXをやって勝っている人たちはどこかクレイジーな部分を持っていると僕は思っています。

相場の世界は9割が負けると言われていますので、1割の勝者たちは一般大衆とは異なった視点・考え方・精神性を持っているのではないか。

そういったものを垣間見せてくれる作品。

相場で勝つということはどういうことなのか。

 

著者の経歴では金融業界におられたそうで、説得力のある描写がなされています。

 相場の空気感というのでしょうか。

 

10冊と聞くと大長編のように思われますが、実際は1冊250ページくらいの薄い本なので、読みやすいです。

だから全部で2500ページくらい。

京極夏彦の「京極堂」シリーズ2作分ほどしかないのですぐですよ。

 

時代背景は明治~大正昭和初期まで。

世界大戦あり、世界恐慌あり。動乱の時代。

インターネットも、仮想通貨も、AIも、携帯電話すらない時代。

情勢の読み方、相場への仕掛け方、相場心理の読み方。

アナログだけど、本質的なことが書かれています。

 

『へうげもの』(山田芳裕・講談社)を読めばよくわかりますが、「茶の湯」と「相場」の対比を論じてあるのはこの小説だけでしょう。

着眼点がいいですね~。

 

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