【マンガ】『アオアシ』(13巻)ー考えることを諦めるな
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紙の本も読みなよ / A-key-Hit
『アオアシ』小林有吾 / 小学館
本日新刊発売。
今一番ハマっているサッカーマンガです。
このマンガの特徴の1つとして、舞台がユースであるということ。
部活ではない。プロでもない。
プロを目指す若者たち(高校生の年代)がどうやって成長してプロになっていくのかという、あまり知られていないクラブチームという業界(組織?)のしくみが分かって面白い。
そして最大の特徴である作品の魅力は、主人公アシトの「視野の広さ」とその能力の開花していく過程の描き方である。
いまだかつて、サイドバックの主人公なんて(たぶん)いなかった。
奇をてらってそうしているわけではなく、きちんと理由が説明されてあり、
もはやこの形しかなかったのではないかと思わされるほど、説得力があり、自然で納得ができ、しかも面白いというストーリー構成になっている。
13巻では、ついにAチームへ昇格を果たしたアシトが公式戦に出場する。
今までさんざん嫌がらせしてきた阿久津がしぶしぶ指示を出す。
栗林はその悪魔的な天才性を発揮し、アシトを驚愕させる。
先輩2人の圧倒的な技術、経験値、才能に触れ、アシトも覚醒し始める。
アシトの最大の才能は、自分が未熟だということを受け入れ、それでもそこから何が出来るかを考えることを諦めないことだ。
ライバルや敵と自分との間に圧倒的な技術・才能の差があるのだと分かったとき、人は絶望し、思考停止してしまう。そして成長は止まる。
考えることをやめない者だけが、強くなれる。上手くなれる。
この3人が完璧に機能するようになったらどんなチームになるのだろう。
ワクワクが抑えられないほど楽しみです。
14巻は8月末発売予定。
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