【マンガ】『GROUNDLESS』(1-4巻)ー一騎当千の狙撃手
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『GROUNDLESS』影待蛍太 / 双葉社
内乱が頻発している架空のとある島が舞台。
武器商人をしている夫、それを支える妻、生まれたばかりの子の3人家族がいた。ある日、夫は軍部から大口の注文を受けて大きく稼ぐチャンスを得た・・・ように見えた。
しかしそれは軍の罠で、武器を集めさせられただけだった。
それに抵抗した夫が目の前で殺され、娘は奪われ連れ去られる。
女は復讐を決意する。
女は町の自警団に入り、復讐のチャンスを窺う。
世間では内戦が激化し、いよいよ女の住む町も戦闘が勃発。
素人の寄せ集めの自警団の力は貧弱で、絶望的なほど。
そこで夫の形見でもある狙撃銃で女は応戦する。
その圧倒的な攻撃力、狙撃精度。
たった一人で戦局を変えてしまう。
訓練されていない、にわか仕込みの戦闘集団というのは、どれほど脆弱で頼りなくて連携がとれないものなのか。恐ろしいほどの説得力をもってそれを描いてあります。
僕はミリタリーものの知識がほぼ皆無ですが、このマンガはそういった悲劇を容赦なく描かれていて、非常に面白いです。
戦争文学といって差し支えないでしょう。
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