【マンガ】『七つ屋 志のぶの宝石匣』 (1巻)ー宝石について
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『七つ屋 志のぶの宝石匣』二ノ宮知子 / 講談社
『のだめカンタービレ』の作者さんです。
この方は本当に毎回毎回どの作家も手をつけないジャンルの話を開拓されますね。
着想がすごい。作品にまで持っていく力もすごい。
質屋と宝石がメインの話です。
こんなの思いついても誰も1つの作品として描こうとしないでしょう。
ちなみに僕はアクセサリーとしての宝石には興味がないです。
しかし質屋(七つ屋)や宝石の業界のことには少しあります。
女性マンガ雑誌(kiss)に掲載されているので、女性が読者層のメインターゲットなのでしょう。
でも、現代日本において、男性は言うまでもありませんが
女性で宝石に興味を持っている方ってそんなにいるのでしょうか?
若い子や年配の方はおそらくほとんどおられないと思います。(根拠なし。作者さんや編集部はデータをとって「いける」と判断したからマンガを作ろうという流れになったのでしょうが。)
女性で、プレゼントされたとしても「売ったらいくらになるのかな」ということに興味がある人の方が多い気がします。(偏見?)
宝石の価値って一体何なのでしょうか。
単純に希少性だけ?
鑑定士でさえルーペや顕微鏡で見ないと真贋が判別できないのだから、
似たように作れる合成品でいいのでは?
金(ゴールド)や原油と同じように、宝石も投資対象と見れば面白さもより感じられます。
「価値の保存」という観点では現在の仮想通貨と同じようなレベルなのかも。
ただ、仮想通貨は今後もっと価値は上がりそうですが、
宝石は今後価値は下がりそうです。
模造技術や合成技術が高まれば希少性にだけ価値を置く人が減っていき、宝石自体の価値がぼやけていきそう。
ブランド品だってそう。
一般に流通している服も、平均的な縫製技術が向上すれば、品質は差がなくなっていく。デザインだってすぐコピーされる。
では重要なのは何か。
それは、そのものがもつストーリーだと思います。
来歴、経緯。
高品質だらけになったらあとは、そういったもので人は価値を判断するようになるのではないでしょうか。
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